見出し画像

真夜中のドア Stay With Me / 松原みき

2020年11月20日付けのヤフーニュースの中にこんな記事を発見。

昭和シティーポップの名曲「真夜中のドア」が47カ国でTOP10入り
世界的ヒットの裏にインドネシア人YouTuberの存在

ぬわんと、今から41年前の1979年、昭和の日本でスマッシュヒットした楽曲「真夜中のドア Stay With Me / 松原みき」が、「世界のApple Music J-Popランキングにおいて12カ国で1位を獲得し、合計47カ国でTOP10入りという不思議な事態が発生」しているんだそうな。
うーぬ、「世界のApple Music J-Popランキング」などという統計があるなんて今の今まで知らなんだ。果たしてその統計にどれだけの価値があるのかもいささかビミョーな気がします。

とはいえ、本曲が収録されている松原みきのデビューアルバム「Pocket Park」はオイラが生涯で初めて体験したAORであり、個人的には初めて聴いたときから41年経過した現在も聴き続けている超・名盤であると確信していますので、世界的にジワジワと人気を博しているという状況は素直にうれしく感じます。

一部のネット情報を見ると、本曲は典型的な「洋楽パクリ系ニューミュージック」とか批判的な意見が散見されますが、たしかに楽曲そのものは某曲の引用が感じられるものの、歌唱・演奏・録音・ミックスに関しては本曲の方が遥かに上をいっています。

なんつーか、フォークソングが流行していた70年代の日本では「素直な歌い方」というか、直情的な歌唱が好まれていたと感じますが、松原みきの場合はまったくの正反対、ケレン味たっぷりというか、フェイクの嵐というか、よくも悪くも強烈なオリジナリティを放つボーカリストでありました。

こーいった「非・正統派」(とでも言っていいのか?)な歌手はなかなか超メジャーにはなれないでしょうが、一方では長期にわたってマニアックなファンを掴んでいるとも言えます。
オイラもまさにその一人で、当時、数少ないテレビ出演を目撃できたことはラッキーだったと述懐します。

2004年に逝去されて、もう16年も経つんですな。
美人薄命とはまさに松原みきのためにあるような言葉だと思います。
しかし、生命はなくなろうとも、音楽は永遠に遺ります。
いま以上に本曲が世界中に伝播することを期待いたしませう。

 


★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

▼IMFORMATION

● 月イチ定例やまぼうしライブ
  ※2020年4月から当分の間、中止とします

会場 コーヒー&ギャラリー やまぼうし   
住所 静岡市葵区辰起町8-17 電話054ー271ー1602
料金 500円 (ワンドリンク付き)

▼参考リンク
BLUES和也のSoundCloud
GarageMihoのYouTubeチャンネル
旧ブログ「だからPA屋なんですってば」のアーカイヴ



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?