ドット絵
最近ツイッターでちらほらとアイコンにドット絵を使っている有名人を見かけたこともあってドット絵で遊んでいた時代を思い出しました。
「ドット絵を描く」ということとの出会いはまだ家庭ではワープロが主流だった、私が中学生の頃です。
ワープロの外字登録という機能があって、要は通常の変換で出てこない文字を作って保存しておく機能なのですがそれを見て、
絵が描ける!!
と思ったわけです。
ワープロで文章を作ることなんか1ミリも興味なかったのですがひたすらワープロに文字通りドットを打ち込む日々が始まりました。ドット絵のお手本はもっぱらゲームの画面で、ドラクエの攻略本とかを見ながらドットを数えてぽちぽちと。
今じゃパソコンでドット絵どころかリアルな3DCG(shadeをちょっとかじった)も作れるところまでハードもソフトも進化してますね。
ワープロの外字登録機能はモノクロだったので、入門中の入門、スライムですら4色もあるのでいろんなお手本を見ながらどうやって2色で表現するか等も考えながらぽちぽちぽちぽち…
ワープロで描いた初めてのドット絵を再現してみるとこんな感じ。
("ワープロのドットの粗い感じ"をドット絵で作ってみました。)
はい、なんてことないただのドット絵。
最初の一歩はこんなとこからです。
でも当時の私はこれだけでも大喜びでした。
それまで身近な”画面”というとテレビくらいなもんで、そこって自分で変化させることができないじゃないですか。
それがワープロの画面に自分の描いた絵が表示されるんですよ。
下に「スライムがあらわれた!」とか入れてゲームの中のワンシーンを自分で作った!っていうだけで大満足なわけです。
(その次の似たような感動としてはwindows3.1時代のマウスで自由に線が描ける!でした。)
虫眼鏡で本やゲーム画面を拡大しながらドットを数えて写し取る…
パソコンを使うようになってからはカラーでサイズの大きいドット絵を見る機会も増えてきました。ドットの打つ密度で色の違いを表現していたり、線の印象もドットひとつで変わるなとか、角のガタガタを綺麗に見せるアンチエイリアスとかのテクニックを知っていったわけです。後々、ツクール系(ゲームを作るゲーム)で地味に活きました。
ドット絵のいいなと思うところはその雰囲気。
スーパーファミコンになってから聖剣伝説等で綺麗にデフォルメされたキャラクターがぴょこぴょこ動いているのを見るのが好きでした。
後々ハードが高性能化して、実写と遜色ないレベルのCGのゲームが出てくるまでわりとあっという間でした。セガサターンのバーチャファイターが出た時の感動もあっという間に過ぎ去っていきましたね。
これはゲーセン版のだけど
この時も相当衝撃的だったんですけどね。みんなポリゴン!ポリゴン!ゆうてました。
カクカクやんけ!って思うよりもカメラが回り込んで横や後ろが見えるということに感動していたんですよ。
話を戻すと、簡略化された絵とテキストで想像力を働かせてシーンを頭に描くというゲームでの経験は後々小説を読んだ時に自然とシーンが思い描けるようになったのにもいくらか役に立っていたんじゃないでしょうか。
というわけでこの記事を書くきっかけになったバカリズムさんのツイッター(当の本人はアイコンすでにFFの黒魔道士にジョブチェンジしていますが…)のはぐれメタル化アイコン(参考)
それをマネして自分verで作ってみたのがこれ。
(ゲームのオリジナルのキャラクターはコチラ)
あら、意外とかわいい♪
鍵盤ハーモニカとおにぎりを足してみました。
そんなに画力無くても簡単なアイテムを足したり線を変えたりっていうところからやっていくと意外と描けるもんだなと。まずはモシャス。
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