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ウォーターフォール型を半分に折るとVモデル型開発になる

デ・キリコは形而上システムズエンジニアリングを編み出したといわれている。シュルレアリスム宣言においては「ウォーターフォール型を半分に折ることによって生み出されるVモデル型開発はひとつの秘密結社であるSURIAWASE 2.0の中へあなたを導くだろう」と言及された。


火薬・車輪・Vモデル型開発

ウォーターフォール、いいと思います。大企業がやるシステム開発の99割はウォーターフォールで行われているので。
Vモデルなんてやめた方がいい。Dual Veeなんてもってのほか。その理由をご説明するために、今からあなたの会社にハッキングして重要機密データを持ってきます。


全部インプリし終わってから単体検証するらしい
印象派の作品


セネカ「開発のみじかさについて」


日本人はすぐ発明をしてしまう

まあこんな感じです。どうやらウォーターフォール型開発はシステムの検証をしないらしく、Vモデル型開発が発明されてようやくシステムの検証をするようになったらしい。これは人類の進歩だ。
きっとこれらの図を書いた皆さんはきっといいコンサルタントとして今後も活躍されていくと思います。はい。

With upward and downward iteration as required でメシが3杯食える

Architecture Veeの話はややこしいのでさておき。

ポメラニアンは名前で得しすぎ

With upward and downward iteration as required.
ありがてえなあ。

まあそんなんでConcurrent engineering頑張れって話。

全員野球で三遊間を拾いに行け!!!

Concurrent engineering、無理です。

10人×10グループの100人組織でVモデル型開発をすると仮定する。グループAがステークホルダーニーズの分析を行っている。一部のニーズについては商品価値を高めるものである一方、技術的な実現可能性に疑問が生じた。グループAはシステムズエンジニアと連携して工程の意見をヒアリングする打ち合わせを設定した。
打ち合わせには念のため100人全員を招集し、事前に議題について部長に根回しを行うこととなった。システムズエンジニアは誰も発言しない100人会議を延べ10時間行い、事前ヒアリングしていた部長の意見「とりあえず詳細設計部署に投げて」を結論とすることを提案し、無言多数により可決した。その後同様の会議が2万回行われ、その美しい作法は無形文化遺産に登録された。

切腹って逃げじゃない?

と言うことで腹を括れない我々ジャパニーズトラディショナルサムライエンジニアはConcurrent engineeringに辿り着く前に人類滅亡の日を迎えるのでした。おしまい。