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カンボジア渡航記(Vol.2 現地視察)

2日目は、現地で国際協力活動をされている日本人の方に、現地の同行をして頂く。

まずは、ゴミ山にご案内頂く。宿泊先から車で揺られる事40分程。          

目に入ってきた光景に驚く。とてつもない量のゴミ、そしてマスクをしていても入ってくる強烈な臭い

何よりも驚きなのは、そこにテントを張り、生活をされている方がおられ、ちょっとした村が形成されている事だった。

普段、色んな事を考えて思い悩む人も多いけど、衣・食・住に恵まれ、最低限の生活を保証されているだけで、実はとても恵まれているのでは、と考えさせられた。

何より、こんな不衛生な所ではなく、もっと別の場所で生活すればと思った。しかし、そこのゴミ資源を収入にされている事、ゴミのほとんどが観光客によって廃棄されている事を考えると、何とも言えない気持ちになった。

カンボジアでは、昔からゴミをポイ捨てする習慣があったんだけど、プラスチックなど土に還らないものが、生活に入ってくる事で問題が出てきた。

ゴミ箱に捨てる習慣を作ったり、ゴミ山以外で働く雇用口を設ける必要性があると思った。

その後、国際NGOが運営している、カンボジア地鶏の養鶏場にお連れ頂く。

ここでは、地鶏を育てて、売却する事により、利益を継続的に拠出する。

これにより雇用を挙げていくとの事。地鶏の育成の仕方や、盗難など様々な問題があるが、このソーシャルビジネスが上手く回るようになれば、現地の方の雇用創出に役立てると。まだまだ一気に人を雇える状況ではないとの事だけど、徐々に規模を拡大している状況との事。

以下の記事をシェアさせて頂きます。

(日本語)

https://medium.com/sd-lab/ngo%E3%81%8C%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E9%81%8B%E5%96%B6%E3%81%99%E3%82%8B%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%82%B8%E3%82%A2%E5%9C%B0%E9%B6%8F%E3%81%AE%E9%A4%8A%E9%B6%8F%E5%A0%B4%E3%81%8C-%E5%B0%86%E6%9D%A5%E3%81%AE%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%81%AE%E8%BE%B2%E6%9D%91%E3%81%AE%E4%BA%BA%E3%80%85%E3%81%AB%E4%B8%8E%E3%81%88%E3%82%8B%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%AF%E3%83%88-9ab61d8b094a#.ixyryjs3b

(英語)

http://kjcc.strikingly.com/

            養鶏場のヒナ鳥

       こんな格好で、見学させて頂きました。

        養鶏場で働かれている皆さんとの写真

手前の左側の彼は、元々ゴミ山で働いていたが、今養鶏場で働いており、       i phone 6を購入出来る程になったと。まだ20代前半だけど、今では村一番のお金持ち!今は、積極的にパソコンを習得しており、将来は自分と同じ様にゴミ山で働く子供達の為になる事をしたいと。

これを聞いて、ハングリー精神の度合いが違うなと。このままだと彼らの勤勉さに日本人は押されていくんじゃないかと危機感を覚える。

自分の場合、ある程度衣食住も恵まれ、生まれた時から生命の危険を感じず、のんびりと過ごしてきた。スーファミ、64,プレステとゲームにも囲まれるが、なんとなく日本全体を覆う閉塞感に辟易としている部分もある。

ハングリー精神を持ってガツガツ働けと言われてもピンと来ない部分もあった。では、どういう時に自分の原動力が高まるのかをずっと考えてきた。より多くのお金・モノを得る事に喜びをあまり感じない。

人が幸せを感じるのは、誰かの役に立つ時や、海外など自分が普段経験していない事を経験してワクワクする時なのか、とも思ったりする。

その後、こちらで地鶏ランチを頂く!とにかく美味しい!

みんなで大皿を突っつきながらの食事。こちらでは、先に準備が出来た人から食べていく流れ。

ありがたく頂きました。


色んな事を感じ、名残惜しさを覚えながら、養鶏場を後にする。


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