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ひねもす句会グループ展のお知らせ

昨年、須磨のあいうゑむさんで展示をさせていただいたご縁で、徳島からお見えの梅村光明さんが講師兼捌きをおつとめくださる連句の会

「ひねもす句会」に連ならせていただいています。

「十七季」をぱらぱらと繰り、浅学ははじめて知るゆたかな日本語に出合いながら出句しますが、連句のきまりごとはまだまだ頭に入ってはおらず、入っているものも、句を考えているとどこへやらでついつい頭から飛んでしまいがちです。

それでも、連なるみなさんそれぞれの話題が尽きず、半分以上、いや、劣等生であるわたしは八割がたそちらが楽しくて、末席を穢させていただいております。

特に梅村光明さんは文学青年としてそのまま長じられた博識で、あちこちの方々と交流があられ、梅村さんからこぼれる文学界隈のお話しは、ただの文学ミーハーを自称するわたしには垂涎の話題ばかりです。

わたしはひとまず高橋順子さんが書かれた『連句のたのしみ』(新潮選書)を購入したのですが、梅村さんは「その本は新潮社が『誰か連句の本を書く人はいませんか』と呼びかけたときに、車谷長吉が『うちのヨメはんが書きます』と手を挙げ、当時は連句に詳しくなかった順子さんにいきなり無茶振りして書かせたもの。そこはさすがの高橋順子さんだから完成した」とおしえてくださったり、

富士正晴のバイキングに出入りしておられた梅村さんは「バイキングに久坂葉子を連れてきたのは島尾敏雄」「久坂葉子の葬儀に行きましたが。。。(このあとはちょっと書くのが憚られるのでやめておきます。。)」、と久坂葉子こぼれ話をしてくださったり、

徳島での文学の勉強会に当時の瀬戸内晴美さんが井上光晴さんを招いたときに、梅村さんの隣に座っていた光晴さんの様子がどうであったかをお話くださったり、

光晴さんの名前がでれば、参加者のおひとりがバトンを受け取り、娘の荒野さんの『あちらにいる鬼』を話題にする、という耳福耳福のゆたかな時間なのです。

あ、もちろん、連句でいつもは使わない?頭を捻ったり、皆さんの佳句と出遭うのもたのしいです。

さて、その連句仲間で、7/1〜あいうゑむさんでグループ展をさせていただきます。わたしはとし総子さんと、昨年展示をさせていただいた2階和室にて川柳などを展示させていただきます。

あいうゑむさんの営業時間は
12:00〜17:00
木曜日は定休日です。


在廊予定は追ってお知らせいたします。

よろしければさまさまなバックグラウンドの

ひねもす仲間たちの展示にお運びくださいませ。

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