スマ免で1級小型船舶免許をとった。(その2:学科試験準備編)

その1:準備編
その2:学科試験準備編
その3:学科試験編
その4:実技講習編

小型船舶の試験は

  • 身体

  • 学科

  • 実技

の3つ。
1級でも2級でも、これは同じ。
そして実技試験は2つとも一緒。
1級の学科試験では2級の内容に加え、コンパスや三角定規などを使って海図を読み解く問題と気象、船の構造(エンジンなど)の問題が追加される。

今回はスマ免実技試験免除コースを選択。
この名前がやや嘘であることはあとから分かるのであるが。
ちなみに身体は視力が(矯正・非矯正を問わず)0.5以上あることと緑、赤、白を見分ける事ができるか、という目の試験。学科試験の前に3分くらいで終わる。
ともかく、学科試験(スマ免以外の人と同じマークシートの国家試験)と実技講習の日付を選ぶ。

学科の合格基準は、5つに分けられた各ジャンルで50%以上、合計で65%以上、とわかりやすい。

学科試験は5/8に決まった。
マークシートで必ず四肢択一問題。
試験の前々日までは手をつけられず。
前日を丸々1日空け(…られなかった、2/3くらい)、試験準備に充てる。

スマ免は学科試験の準備のためのオンライン教材が用意してあり、これを元に試験勉強をする。
オンライン教材は
講習(いわゆる教科書的なもの)

練習問題集

模擬試験

などの機能がある。

練習問題を眺めていると、学科試験の山場はやはり海図らしい。
それ以外はおそらく多数の問題がすでにプールされていてそれのうちのどれが出題されるかわからない、自動車の普通免許の学科試験のようなものであることが予想できた。
ゴミを捨てちゃダメ、みたいな常識問題や、知識を確認すると言うよりは引っかけに掛かるかどうかみたいないやらしい問題だったり、「当てはまるものを選びなさい」「当てはまらないものを選びなさい」みたいな言い回しも普通免許の試験っぽい。

ということは、とにかく練習問題を読みながら解いていってそれを覚えてしまうのが早そうだ。もし本番で多少新設の問題があったとしても最悪それを落としても致命傷にはならないだろう。
スマ免の練習問題にその全てのレパートリーが全て載っている保証はないのだが、ともかく前日の午後から始めて全部終わらせるにはそれがよさそうだ。

ここでもう1点気づく。
海図を使って読み解いて答える問題は3問出題されるのだが、上記合格基準からすると海図の問題は全部落としても合格基準には達する。
ということは四肢択一に比べて学習も回答もカロリーの掛かる海図の問題はやらなくてもよい、ということになる。
大分気が楽になった。

こうなったらAnkiの出番。

Windows/MacOS/Linux/iOS/AndroidのマルチOS対応のフラッシュカードアプリ。英単語覚えるのに使ったりするのに使う定番アプリ。

パソコンの方でスマ免の練習問題を解き、分からなかったり間違えた問題はAnkiに問題文と答え、開設をコピペで喰わせていく。

Ankiの問題編集画面

選択肢の頭に無駄なビュレットが付いたり解説文が青くなったりなど余計な書式がくっついてくるのだが、そんな細かいところはどうでも良い。
とにかく間違えた問題を溜めていく。

一通り練習問題をこなすと200くらい問題が貯まった。
暗記の山場は灯火の種類あたりだろうか。まぁ、これも対象の出題数が少ないので優先度下げてよい。

一通りやったところで、気分転換ふくめて海図の見て数問解いてみる。
こんな感じでスマ免の資料が役に立つ。

海図の勘所が理解できたかな、というところまでで約1時間。
3問のために1時間、なのでやはり効率はよくない。間に合わなければ飛ばしてもよいか。

あとはAnkiに貯まった問題を解く。
スマホアプリをインストール(iOS版は有料)してパカパカ解いていく。

iOSのAnkiで問題を解く

Anki自体が正解/不正解の判断はしないが、回答の度に難易度設定できるので間違えた場合はHardにし、OKだった場合はEasyにすると、Hardにしたものが頻繁に再表示されるので反復練習できる。

これを1周したところでなんとなく目処が付いた感触があるので、寝てしまう。
一夜漬けだけれど徹夜はしないヘタレ。
結局模擬試験は手をつけず。

その3はこちら

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