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【2023年11月】自作パソコンおすすめパーツ


今回は自作パソコンのおすすめパーツを紹介していきましょう。
私の記事を読んでくださっている方はコスパ重視で情報が知りたい方が多そうなので、その方向でまとめてみます。
いくつか選択肢を用意しているので、それに見合った構成を考えてみてください。
スペック帯はミドルスペックを想定しています。
合計価格は最後にまとめてありますので、気になる方は最後まで飛んでみてください。それでは行ってみましょう。

◆CPU

Ryzen7 5700X (8コア 16スレッド / 65W 3.4GHz 4.6GHz)

コスパ重視では、AMDのRyzen7 5700Xを採用してみました。
2022年4月に発売され、時間がたってもなお評価されています。
シングルスレッド性能に関しては、最新世代のIntel CPUに見劣りするものの、マルチ性能においては最新世代Core i5 13400と同等の性能を持っています。
Core i5 13400の発売初期には28000円近くまで価格が下がっていたため、パフォーマンスと価格差を考えるとCore i5 13400に軍配が上がることもしばしば。しかし、Intel CPUの値上げなどの影響により、本記事執筆時では「Ryzen7 5700X」には¥3500OFFクーポンもありますので、
Core i5 13400 ¥32,000
Ryzen7 5700X ¥27,000
その差は ¥5,000
この価格差を考え、Ryzen7 5700Xを採用しました。

Core i5 13500 (14コア 20スレッド/ 65W 2.5GHz 4.8GHz)


もはやかわいくない価格にまで成長したミドル帯、インテルのCore i5シリーズの13世代CPU 13500です。もう過去を振り返るとこいつはミドルの域を超えています。なんせ14C/20Tという数ですから。
11世代のCore i9のスレッド数よりも多いですし、ベンチマークのマルチスコアでも余裕で回っています。
それを考えるとこの価格は割と妥当なものになってくるのではないでしょうか。
とはいえ、「ミドル帯PCのCPUの代表格」という称号からは少し離れそうですね。やはり2万円台に抑えられてくれることが理想なところ。

とはいえ、長期間使用を想定した場合なので、これは良い投資・選択でしょう。
価格によっては一つ下のCore i5 13400(F)でもいいのですが、価格差と性能差を比較したとき費用対効果がいいので、Core i5 13500を選択する方が良いでしょう。

◆GPU

MSI Radeon RX 6600 XT MECH 2X 8G OC

グラボはRX 6600 XTを採用しました。異論はあると思います。
ただ、このあたりの論争は始めるときりがないので割愛。
正直フルHD、ゲーム用途であればこいつで十分だと思います。
フルHDではApex競技設定で240fps以上、スト6で120fps、モンハンライズで200fps以上を出すことが可能です。

現状、ワットパフォーマンス・コストパフォーマンスどちらとも優秀なので正直性能を重視にしたとしてもこいつがあれば十分かもしれません。

ただ、高画質・高フレームレート出力、動画エンコード、VRなどに関してはVRAMの容量も多いわけではないので期待はできません。

MSI GEFORCE RTX 4070 VENTUS 2X 12G

使用期間重視の方ではRTX4070を上げさせていただきます。
なんといってもこいつのすごいのは電力効率。NVIDIA GeForce RTX 4000シリーズは、ハイモデルを除いて電力効率が前世代と比較して圧倒的に進化しました。

近年、個人で生成AIを活用してオリジナルの画像生成を行ったりする方が増えてきています。もちろん、そんなものには興味がないという方が今は大半だと思いますが、最新世代の購入を検討されている方は今後長く使用されることを想定されていると思います。

その場合、今後は自分自身でA技術を活用しなくとも、ソフトウェア自体がバックグラウンドでAI処理を行う。なんてものがどんどん増えてくると考えられるので、そういった意味でもNvidiaグラボはマッチしていると思います。

GPU自体の性能差はなく、メーカーによって耐久度、静音性、冷却性、OCによる若干の性能向上に差があるだけで、もし可能な限りコストを抑えたいという方はその時期に一番安いものをチョイスするとよいかと思います。

◆マザーボード

ASRock AMD Ryzen 5000シリーズ(Soket AM4)対応 [B550M Steel Legend]

AMD CPU、5000番台を使用の場合はB550チップセットのものを使用することが鉄板と考えていただければよいでしょう。その中でも、インタフェースの豊富さ、電源回路周りの強さを考えて、ASRockの「Steel Legend」を採用しました。
見た目の仕上がりもさることながら、費用抑えることのできるMicro ATXサイズでこの機能性は文句なしでしょう。
もっとコストを抑えることも可能ですが、つくりが最小限すぎるのと、拡張性に欠けるので、少し値段は張りますがここらのグレードのものを購入することをお勧めします。

TUF GAMING B660M-PLUS D4 (ASUS INTEL 12~14世代 CPU[LGA1700]対応)

Intel CPU では、12~14世代共通で使用できるB660チップセットのものであれば基本どれでもいいと思います。ただ、マルチスレッド化に伴う電力消費、発熱が多くなってきたため、このグレードのものを購入することをすすめます。
このグレードと言われてもよくわからないので、めちゃくちゃざっくりした見分け方でいくと、「メモリスロットが4つ以上」「m.2メインスロットにヒートシンクがある」「インターフェース部(I/O)が、パネル一体型である」この辺りになるかと思います。ここに関して細かくは言わないでください。(笑)

◆CPUファン

DEEPCOOL AK400

はい、こいつはコスパ最強空冷クーラーTOP3に入ってくるのではないでしょうか。現在Amazonの価格でも¥3,000でおつりが来てしまうレベル。
検証ではよくベンチマークを実施しているときの温度で「冷えない」と言われていますが、ミドルクラスのCPUで動画編集やゲームプレイ時の温度での冷却についてはこいつがいれば十分だと思います。そんなにフルでCPUぶん回すこともないでしょう。

ただし、これ以上の性能向上を図る想定があるのであれば、同じDEEPCOOLのAK620に変更してもよさそうです。念のため2つリンクを張っておきます。

【AK400】

【AK620】

◆ストレージ

MSI SPATIUM M480 Pro PCle 4.0 NVMe M.2 1TB

もうこれは好きなものでいいと思います。ただ、PCIe 4.0 m.2SSDを採用するのを忘れないでください。最近Gen4のm.2の価格はみるみる下がってきているので、ここはこいつを購入しましょう。その中における種類はどれでもいいです。今回はMSIのRead 7,400MB/s、write 6,000 MB/sのものを記載しています。このあたりの性能と同列のものを購入することをお勧めします。

◆メモリ

Team DDR4 3200Mhz PC4-25600 8GB x2枚

今回はコスト重視にしたかったので、一旦は16GBにしました。メモリに関しても、その時に一番安いものを選択していただいて問題ないと思います。またお財布に余裕がある方については16 x2の32GBに変更していただいた方が当面困ることはないでしょう。ただ、メモリの規格が「PC4-25600」「3200Mhz」であるものを購入してください。性能差がそんなにないですが、費用もそんなに変わらず、個人的に一番おすすめです。

◆電源

玄人志向 650W 80 PLUS/BRONZE認証 KRPW-BK650W/85+

最近は電源が高い傾向にありますがこのあたりのものは購入しておきましょう。個人的に電源にはめちゃくちゃこだわらなくても無くて良いと思っていて、安定なのは玄人志向のKRPWシリーズ。最低限Bronze認証のものを採用していれば問題ないと思います。これ以上は急に高くなります。おすすめは秋葉原や日本橋でパソコン工房などのチラシセールで買うことをお勧めします。個人的にはこの時の価格が一番安いことが多いです。

今回は650Wのものを案内しましたが、事前に以下のサイトで自分の想定パーツに必要な電力を調べておくことをお勧めします。

◆ケース

Thermaltake Versa H18(MicroATX対応)

せっかく上のパーツ選定でMicroATXのマザボを紹介したのでケースもミニタワーを。定番のThermaltake Versa H17もよかったんですが、通気性とサイドパネルが透明なH18を今回は選んでみました。コストを抑えたい方はH17、機能性と見た目を一定重視するのであればH18を選んでみてください。

MSI MAG FORGE 110R (ATX対応)

これはATX対応なので少しサイズが大きくなるのですが、デザイン通気性ともに優れていて、コスパも優秀なケースで最近のおすすめです。(いよいよMSIのまわし者みたいになってきました…。)


ただし、ケースは見た目から影響を受けやすい部分になるので、ここはいろんな製品をWebサイトや店頭で見ていただいたうえで判断してください。ブッチャケ趣味の選択で良いです。
恣意的にしておく要素としては、置く想定の場所のサイズをはかっておいてください。家具を買うときのような準備をしておくってことですね(笑) これ意外に忘れてしまって、作ってから困るやるです(笑)


まとめ

さて、今回紹介してきたパーツで最小コストと、最大コストを計算してみました。(OS費用は¥15,000としておきます。)

【最小コスト】

CPU:Ryzen7 5700X
GPU:MSI RX6600 XT
マザー:ASRock B550M
CPUファン:DEEPCOOL AK400
ストレージ:MSI SPATIUM M.2 1TB
メモリ:Team DDR4 8GB x2
電源:玄人志向 650W
ケース:Thermaltake Versa H18

合計金額:約¥125,000 (※OS費用込み)

【最大コスト】

CPU:Core i5 13500 BOX
GPU:GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC
マザー:TUF GAMING B660M-PLUS D4
CPUファン:DEEPCOOL AK400
ストレージ:MSI SPATIUM M.2 1TB
メモリ:Team DDR4 8GB x2
電源:玄人志向 650W
ケース:Thermaltake Versa H18

合計金額:約¥187,000 (※OS費用込み)


現状自作でもなかなかいい値段するので、BTOで購入するのが安定の時代がまたやってきていますね。この円安がもっと落ち着けばいいのですが。。。

そういえば、明日からAmazonでブラックフライデーが始まりますので、これらのパーツも安くなって上記の値段よりも安く購入できる可能性大です。

一度本記事のパーツ情報を参考に、アップグレード税の方は物色してみてください。傾向的には、メモリ、ストレージ、PCケースが結構値下げ率が高いイメージがあります!


それでは、今回は以上にします。

お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m

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