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クロース(Netflix)感想

何気なく「新作暇だし見てみよっかな」で、名作に出会ってしまった。

これは友情物語である。しかも主人公と準主人公の二人だけではない。あらゆる登場人物たちの友情の物語だ。

サンタクロース起源の物語、そうきたかと唸らされる。

主人公ジェスパーの設定も良い。
いいとこのボンボンでいらぬ苦労はしたくないお調子者。
木こりのクロス。孤独でおっかない巨体の老人。
途中でクロスの工房が暴かれて激高してしまうのだけれど、その後ボーカルメロディと共に反省するシーンは何度も見返すほどに美しい。
途中、クロスが涙ぐむシーンがある。人生の重みが違うのが伝わってくる。

他民族のマルグという少女がかわいらしい。他言語で何を言っているのかわからない演出もかわいいとしか言いようがない。
もしかして、「赤い鼻のトナカイ」は彼女から?チャームポイントが赤い鼻だったので。
マルグがプレゼントに大喜びするシーンは動作がとってもキュート。その上ダイナミックなシーンとなっている。

クライマックスも、平和で心暖かくなる。
家族で見たいクリスマス映画だ。

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