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母に顔を見せながら、実家の片付け!

先日、年末年始に文京区の実家に帰省をした時のこと。夜、ベッドで寝るときに、自分が使っていた部屋のベッドで寝たのですが…

自分の渡米前でが時間が止まっている、かつての自分の部屋は、
なんだか、物がごちゃごちゃ置いてあって、落ち着きませんでした😅

これまでNoteに書いてきた通り、現在母の最期も近いので、近々母を看取りに実家に泊まることにもなるでしょう。
その時に、自分の部屋で落ち着いて寝ることができるためにも、毎週末、実家に行き、母に顔を見せながら自分の使っていた部屋の整理をすることにしました。

今週は、日曜日に実家に行こうと思っていましたが、父から、
「お母さんがレオに会いたがってるので、週末来てください」
とメールがあったので、切り上げて、昨日の土曜日に実家に行きました。


実家に来てみると、母は正月からは特に変わらない様子で、モルヒネでほとんど寝ているような状態でした。けれども顔を近づけて話しかけると、薄目を開けて、それなりにウンウンと反応してくれました。

父曰く、食べ物も1口齧る程度には食べるようですが、今は訪問看護師さんに清拭をされるだけでも疲れてしまい、朝の清拭をした後はあまり食べないのだそうです。

もともと母はお風呂が好きなので、入浴介助を頼むと言う話も出たようですが…
訪問看護師さんが昨日母と話したところ、母は今はあまり入浴介助を受けたがらないのだそうです。
リンパ節にも腫瘍が拡がり、炎症起こしている状態のため、腫瘍が転移したリンパ節の部分を触られると痛いのだそうです…

清拭されるだけでも疲れてしまうし、大好きだったお風呂もリンパ節が痛くて入れないだなんて、しんどいだろうなぁ…と思いながら、私は実家の自分の部屋の整理をしました。

大きめの紙袋を百均で買って、
引き取って自宅に持ち帰るもの、まんだらけやトレファクに売るもの、などと、
ごっちゃり置かれたものを整理し、部屋をすっきりさせていきました。

整理をしながら、15年前の20代前半の私は、今の30代後半の私と、まるで人間が違うなと感じましたw

物を整理しながら、
「なんじゃこりゃ〜😅」とか
「こんなもの買って置いといて、どーするつもりだったんだか😅」
など、色々独り言を言っていました(笑)

15年前20年前といえば、「安カワ」という言葉が流行っていて、
「安くてカワイイ雑貨を沢山持つのが楽しい💕」
みたいな風潮が、若い女性の間でありましたね…

今考えれば、その頃の私は、環境への配慮とか、遠い海外の国で雀の涙の給料で労働している人たちのことを考える視点に欠けていたと思います。

今は、ミニマリズムが流行っていたり、もっと物を大切にする風潮が15年前に20年前よりもあって、良かったなと思っています🍀


ある程度お部屋をスッキリさせた後、父と一緒に夕飯を食べました。
今はお料理好きのヘルパーさんが休暇中なので、先日クリスマスの時に従業員さんが持ってきてくれた手作りカレーを解凍したものを、食べました。

ちょっと解凍しきれてなかったので、見た目はイマイチになってしまいましたが、
横須賀海軍カレーの辛口のルーを使ったカレーライスは、やっぱりおいしかったです✨🍛✨

「お母さんは今、気持ちも弱まってるから、レオも顔を出してくれると、お母さん喜ぶよ✨」
と、食べながら父は話していました。

「もう清拭されただけでも疲れて、ご飯を食べなくなっちゃうんだったら…来月の私の誕生日まで生きるのは厳しいかなぁ😅」
「『私の誕生日まで、頑張って生きてよ!』って言えば良いと思うよ🙂」
という会話も父としましたが…
結局そう母に言わずに、昨日は実家を後にしました。

私から見て、母は、十分すぎるぐらいに頑張ってきたし。
さらに頑張れと言うのも、なんだか酷な気がするし…

今しんどそうな母を見てると、私の中では
「1日でも長く生きて欲しい」
という気持ちよりも、
最期はあまり苦しまないで、母が「もう良い」と思った時、
つまり母が旅立ちたい時に旅立たせてあげたい、という気持ちの方が強いです。

こちらも、いつでも母を見送れるように、実家の自分の部屋の整理のほか、いろいろちゃんと準備をしておこうと思います!

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