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着実に迫る母の最期。

先日、酸素吸入機を付けてから、たまに痰は絡みつつもしばらくは呼吸も安定していた母ですが…

昨日の夜は痰が絡んで、結構苦しそうにしていたそうです💦
夜中に父が母の痰を吸引してみたのですが、いまいち、上手くいかず…

今朝起きて、母の顔見たら、母は眉間にシワを寄せて口を開け、顔色が悪く、いかにも苦しそうでした💦
今朝訪問看護師さんが来たときには、母の酸素飽和度は77になってたそうです😱

訪問看護師さんがせっせと痰を吸引して下さったおかげで、母の酸素飽和度はまた97ぐらいに戻ることができました!

ただ、訪問看護師さんが、母を診た後に、私と父に、今の母の状態を詳しく話してくださいました。

これまでは1リットル酸素を吸入すれば、酸素飽和度は90台まで戻ったのですが、
今回は、酸素飽和度を戻すのに、2リットルの酸素が必要だったそうです。

つまり、訪問看護師さんから見て、がん細胞の浸潤などで肺の状態も悪くなっていると見られる、とのことでした。

「明後日いらっしゃる訪問医の先生にも、奥様の状態は連絡しておきますが…はっきり言って、僕から見ても、いつ容体が急変してもおかしくない状態だと思います。」

と、はっきり言われてしまいました💦

最後は家で迎えたいと言う思いが極めて強かった、母。父は訪問看護師さんに、

「私も娘も、ある程度覚悟できている話ではあるので…妻の家にいたいと言う気持ちを極力尊重するため、訪問医の先生にも相談します。もし妻があまり苦しいようでしたら、訪問医の先生にセデーションをしてもらう事も考えています。」

と応えました。

昨日までは、割と安定していたのですが、ある日、階段をストンと降りるように、末期癌患者さんは状態が悪くなるのですね…


訪問看護師さんのお話を聞いた後、私と父はお料理好きのヘルパーさんの作ってくださった、サラダや鯖の味噌煮で、お昼ご飯にしました🍴

「ヘルパーさんの作る、鯖の味噌煮は、お母さんの作る鯖の味噌煮よりもちょっと味付けが甘めだね!ふわっとしてて、おいしい😋」
「ヘルパーさんは、もともと関西の人だからね。関西の人の味付けは、甘めが多いみたい。お母さんの作る様の鯖の味噌煮も、おいしかったよね〜🙂」

と、私も父も平然としながら、母の思い出話を語っていました。

新潟出身の母は、鯖のような青魚が大好きで、鯖の味噌煮は母の一番の得意料理でした。
「いつ急変しても、おかしくない」と、看護師さんからも言われた日、鯖の味噌煮をご飯に食べることになったのは、なんだか運命的なものを感じます。

まあ、叔父も言っていた通り、気を張って頑張る事はしないで、いつも通りのささやかな家族の時間を大切にしながら、
母にとってのベストな形の最後を迎えられるように、父と一緒にサポートしていきたいと思います!

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