カナダ卒業

その地に住むという事は、訪れるという事と意味が違うのだと思う。6ヶ月のオーストラリアは楽しいばかりだったけれど、カナダでの2年間は、楽しいより辛い方が多かったような気がする。

その中で沢山の人たちが私を支えてくれた。家族のように接してくれたJacquiとBetty。家が近くて毎日学校の送り迎えをしてくれたKhadija。よくご馳走してくれたCorina。お金のない私を、週末は映画や食事に連れて行ってくれたFrancis。ここに書ききれない人も沢山いる。皆がいなければ、私は途中で挫折していたかもしれないし、JacquiとBettyと出会っていなければ、カナダには行っていなかっただろう。

出会いに本当に感謝している。いつか恩返しをしたいと思いながら、なかなか果たせないままでいる。
Francisともその後ずっと交流が続いていたが、つい最近やっと彼にも彼女ができた。私も自分の事のように喜んでいた。しかしその後ぷっつり音信不通になってしまった。幸せだという事だろうと思い、そっとしておくことにした。

カナダで勉強した事は、その後BJを立ち上げて運営していく点において、とても役立っている。
真面目に取り組んでいてよかった。

卒業課題を次々とこなし、そのまま放置していたら卒業できそうにないNellieの卒業課題を泊まりこみで手伝い、私の短大生活は終わりを迎えた。

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