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これからの市庁舎の在り方を考える

みなさん、こんにちは。

僕が勤めている市役所の庁舎は、建設からすでに40年ほど経っており、建物自体はもちろん古いのですが、設備機器の故障が、年々、顕著になってきています。

ここ数年は、ファンコイルユニット(昔のエアコン)が、止まることが、何度かあり、真夏に止まったときには、地獄のような環境となり、仕事どころではなくなります。

また、先日は、突然、停電し、作業していた2時間分のデータが飛んでしまいました。

このようなことが起きたときに、当然、修理を行うわけですが、現在のところ、建て替えの計画がないため、どの程度の修理を行うのかの判断が、非常に難しいものになっています。

建て替えが、3年後からなのか、10年後からなのか、では、修理の仕方は当然、変わってきます。早めに、建て替え計画をたてた方が良いと、個人的に思っています。


さて、それでは、市役所の建て替え計画をたてることになったとしましょう。そのときに、考えなければならないことは何でしょうか?

まずは、今後、どのようにしてサービスを提供していくのかを真剣に考えなければなりません。

そのために、現在抱えている課題をできる限り、因数分解して、分類を分け、解決方法を探り、その上で、サービス内容や、提供方法を整理する必要があります。

そして、それらのサービスを、どうやって提供するかまでを、きちんと実現することができる、庁舎を計画しなければなりません。

例えば、今後は、業務の効率化を図るため、デジタル化、オンライン化していくことになるでしょう。また、昨年からの新型コロナウイルス拡大防止策として、テレワークが推奨されていますが、今後は、テレワークが、基本となり、出社してくるのは、1週間の内に、1、2回となることでしょう。

これらのことを考えると、もしかしたら、今ほど大きな庁舎は必要ないのかもしれません。職員全員が、今のように、毎日、同じ時間に出勤し、みんな、同じように8時間机につき、同じ時間に退庁する必要はないからです。

ただし、市役所には、災害が起こったときの対策本部としての機能も必要となります。もちろん、状況にはよりますが、基本、災害が起こったときも、職員が全員、庁舎にいることはなく、公民館や学校など、担当の職員が、各持ち場へと出動するため、本部として必要な機能があれば問題ありません。


また、市役所の機能のみではなく、民間のオフィスビルにあるような、PFI事業として、大型商業施設との一体化を目指したり、そこまでの規模でなくても、レストランやカフェ、コンビニが1階に入っているような庁舎にするなどの工夫は必要だと考えます。

40年前と今とでは、全く、世間の状況が違うため、これからの時代にあった、新しい庁舎の在り方を、そろそろ検討していかないといけないのではないかと、勝手に危惧しています。

それでは、また。

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