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「蔡國強 宇宙遊ー〈原初火球〉から始まる@国立新美術館
蔡國強氏についたは全く存じあげなかったのですが、開催中の展覧会が面白うそうだったので行ってきました。
行ってみて正解でした。
こんなに個性的な作品制作を行い、なおかつ今にいたるまで進化し続けている作品群が一堂に会していたのですから。
![](https://assets.st-note.com/img/1692483321723-jHlw7ucMYO.jpg?width=1200)
蔡氏の作品の特徴が火薬を爆発させて作品を制作されていること。
この制作風景等が映像で流されてたりしたのですが、当初は裏庭のようなところで爆発させていて、少しコミカルな印象すらあるものでした。
そしてどちらかというと火薬による作品制作それ自体に意味を感じさせるようなものに思えました。
しかしながらすぐにとても大きな作品群に発展していきます。
「外星人のためのプロジェクト」などタイトルや思考はもちろん火薬や花火を使ったイベントアートに進んでいきます。
ここから別次元のように作品の完成度も規模も大きくなっていきます。
この展覧会の後半では近年の作品で全く違ったアプローチで作られた作品も展示されており、目を惹きました。
![](https://assets.st-note.com/img/1692483321816-14KfCyClUN.jpg?width=1200)
LED光源を使いモーターで回転し続ける遊園地のような作品群がそれです。
会場の映像では屋外でとても高く展示され、場合によっては火花を飛ばしながら仕掛け花火のようにも観られました。
今回の展示会場ではあえて広い平面に置くことで近くで光の回廊のようでした。
そして最後にまた全く違った作品群が展示されていました。
カラーの火薬を鏡とガラスの間で爆発させたとても美しく幻想的な作品群でした。
コロナ禍で屋外での活動ができなくなったこともあり、当初の火薬作品をさらにアップデートした作品をさらに精力的に制作されていることがうかがえました。
![](https://assets.st-note.com/img/1692483394988-OUPCpgdE9K.jpg?width=1200)
最新の2023年製作作品も多数展示されており、一展覧会でありながら変遷もこの先まで見ることができるものとなっていました。
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