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「ジブリパークとジブリ展」@神戸市立博物館

スタジオジブリにはあまり縁がない方です。
劇場で作品を観たことは一度もありませんし、テレビで鑑賞した作品もとなりのトトロぐらいで止まっている状態です。

今回の展来会タイトルはジブリパークとジブリ展。
ジブリパークが前にきてる通り、ジブリパークの設計や一部の再現などに重きが置かれています。
今現在最新の国内テーマパークの一部再現が意味があるかはともかく、宣伝効果はあるでしょうし、実際に持ってきたものは厳選されていました。

ジブリパークの前からある「三鷹の森ジブリ美術館」から始まり、ジブリの作品制作過程を経て、ジブリパークの設計から現代進行中のプロジェクトまで背景から実際に使用されたものを含めてかなりの点数展示されています。私のような門外漢でなく、ジブリファンならさらに楽しめたと思います。

それにしてもやや違和感があったのはこの展覧会、実際には徹底した「宮崎吾朗展」であったことです。
スタジオジブリの作品は相当な数あり、実際に大ヒットした作品もかなりあります。
それにもかかわらず、ジブリ作品の中でもそれほど評価が高いとは言えない作品ばかりが解説されています。
もちろん、他のジブリ作品と通底する部分もあり、私は背景等への徹底したこだわりと美しさには感銘を受けました。
また、2Dアニメから3Dアニメへと移行を行っていく過程はとても大きな飛躍があったように思います。

三鷹の森からジブリパーク、そしてこの展来会に至るまで宮崎吾朗氏のプロデュース能力に関しては圧倒的なものを感じました。
それにしては吾郎氏の名前があまり前面に出ていないのに周囲の賞賛コメントの多さも目立ち、結局主体として行っているのかどうかも分からなくなってしまいました。

実際に乗れるネコバス


さつきとメイの家


偽の館長室

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