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「Perfume COSTUME MUSEUM」@兵庫県立美術館

Perfumeの衣装展が兵庫県立美術館で、という意外な組み合わせですが、とても楽しみにしていたので初日会場時に行ってみました。

10時開場ですが前評判もあったために20分前には会場到着。
その時点でかなりの行列ができていました。
その後入場できたのは10時10分と初日から大いににぎわった展覧会でした。

事前に伝わっていたのは2020年に刊行された「Perfume COSTUME BOOK 2005-2020」ということで先に予習代わりに買っておいて当日もこれを片手に持っていたのですが、大正解でした。
衣装をまじかに見られることはとても貴重な機会で、それが何十パターンもあり、3人分だと何百着になってくるわけですが、特に見るべきこだわりの部分を確認しながら見ることができました。
現在は紙媒体の方は入手困難なようですが、今回の展覧会に合わせて電子増補版も出ているようですのでタブレットを持って鑑賞するのもお勧めです。
その場合兵庫県立美術館は安藤忠雄建築で電波入りにくいのでダウンロードしておいた方が良いです。

事前情報が長くなってしまいましたが、展覧会の内容は先にも述べた通りの数えられないほどの素晴らしい衣装展。
Perfumeをどういったカテゴリーに入れるかというのはとても難しいですが、女性アイドルグループとして見た場合の印象です。
アイドルグループの場合、衣装が発表されるタイミングはたいてい新曲の発売、ライブツアー開始などが主なものでその場合、新曲のイメージとグループとしてのアイデンティティ、そして各メンバーの個性の際立たせ方にあると思います。
そしてPerfumeのようなトップグループの場合、テレビ放送というパターンも加わってきます。
曲のMVの場合の見栄え重視からライブの時の動きやすさ重視、そしてテレビの場合の華やかさなどそれぞれ特徴があり、それをよく確認できる機会でした。

この展覧会でPerfumeの衣装の特徴をさらに見ると光の使い方にあったと思います。
発光衣装とプロジェクションマッピングを前提とした衣装の使い方は今見てもとても斬新に見えました。
そして各衣装デザイナーも新しい発想をなんでも試してみようとし、それにすべて応えようとするクリエイターのレベルの高さにも圧倒されました。

Perfumeファンは必見であるのみならずテレビで見たことがあるという程度の薄い関係性しか持っていない人でも楽しめる現代エンターテインメントの現在最高点というほど楽しめる展覧会でした。


あとあまり知られていない追加情報を1点。
11月18日の記念トークショーの事前受付は一瞬で予約埋まったそうですが、友の会の優先座席の抽選10席はまだ受付前で今からの入会でも間に合うそうです。
抽選なので当たるかどうかは知らんけど、1回の観覧券付きなのでコレクション展も見ればそれで元は取れます。
個人的には11月18日はWRCのラリージャパン行く予定が立ってしまっているので行けないのが残念です。

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