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手前味噌ですが、

手前味噌ですが、ミール・ロシア語研究所形式のレッスンしていると
「先生の教えかたがいいから、ロシア語専門だった大学時代よりもできるようになったように思います」「 ネイティブとの話し放題レッスンに同じくらいの金額を払っていましたけれども全然満足度が高いです」
と生徒さんに半ば冗談のように言ってもらえるのですが(夢のような話なので本当に冗談かもしれません、自戒)、
とはいえこの教授法は私が編み出したものではなく、私自身はとにかく個を滅してミールがどうであったか、東多喜子先生がどんな姿勢であったかというのを意識して、現状の私ができる範囲で愚直にそれを再現しています。

あまり懇切丁寧なことはしていません。自分や生徒さんの誰かが休んだら休みすぎないようメールして補講の調整をするくらい。これも当時私が休むと多喜子先生から電話がかかってきていたからです。

教材をどういかすか、 やると決めたテキストどれだけ自分の血肉にするかというのは生徒さん次第であるのですが、懇切丁寧にやりすぎないというか、
水をやりすぎないというか、
東先生がそうされていた厳しさを忘れないでやっていると、
生徒さんの方も素直に自分で限界まで予習してきてくださるので、ずんずん伸びるわけですね。

既習者の生徒さんもいらっしゃるので、
つまりロシア語学習歴として私より長い生徒さんも何人かいらっしゃいます。

通訳の師匠に既習の方にどういう風にやればいいか相談したのですが、結局私が逆立ちをしても通訳歴30年の師匠に一朝一夕で追いつくことはできません。ただ地味に、勉強をやめないで続けていくことしかできません。

師匠が若い頃、通訳として実績がまだなかった頃、初めてミールの教壇に立っていた時にもやはり師匠よりもよっぽどロシア語ができる人たちは生徒としていらっしゃったそうなのですが、それでもやっぱりミールのやり方に惹かれて入学されてきて、東一夫先生・多喜子先生のご指示で一番下のクラスにいらっしゃるということで、それぞれがそれぞれの段階で熱心にミールの教授法にのっとり勉強されているということでした。

私自身は一年目で、 もっと優秀な先生や大きい学校はたくさんあるのですが、試験対策もまだ偉そうに出来ないのですが、でもこうやれば留学しなくても 、ノンネイティブであっても、
この方法をやめさえしなければ必ずロシア語の実力は伸びるという方法は、当時ミールに在籍していたミール最後の3年間そしてミールで20年以上教壇に立たれた師匠たちに現在も師事をしているので、ノウハウだけは多分分かっているつもりです。

そして一足飛びに新しいことをやりたい気もするのですが、結局簡単なテキストを大事に大事に読んで練習していくというのがとても大事で、理解して読めるというのと口で自分で言えるというのは大違いで、教材を手を広げない勇気というのもとても大事です。 毎回新しい教材を毎回違う形式でプリントなどでやってもいいのですが、そういうことが必要な段階も確かにあるのですが、意外とその場の新しいことを知る喜びに特化しがちで、残らなかったり復習しなかったりします。
たぶん学生時代に勉強したのに全然残らなかったというのはそういうことなんだと思います。

ミールで使っていた教材って多分既習の方には簡単ではあるのですがやっぱり凄くて、これは私がミール閉校後7,8年さまよっていてやっとわかったことです。
わたしはただ愚直にミールでやっていたように進行をして、ここにこういう風に書いてあるとか、辞書や参考文献の引き出しを提示するだけなのですが。


Спасибо Вам большое:)♡!!! ありがとうございます:)♡!!!