DTM110

タイトルは変わっていますが、実態としては昨日の続きになります。

最近さすがにメジャーな作品で無理に音圧を稼ぎにいくことは無くなったと思います。酷い時代は音圧稼ぐために聴く曲聴く曲、みんな音割れしてるようなこともありましたが、そういう例は少なくなってきました。

ただアマだとまだいるんですよね。良く聴こえると勘違いしてしまっている。

未だに「音圧の稼ぎ方」的な話が出てくる。

確かに目立ちますけどね。

ただ実際には元の音源を損なうことにしかなりません。

昨日書いた通り、ヘッドフォンで音楽を聴く時代である以上、一定の調整はやむを得ない。

ただそれで曲が良くなる訳ではありませんからね。

ダイナミクスがあればそこで最大音量のところを最大音圧にするのは当然です(もちろん音が割れてしまってはだめですが)。

ただ、全体的に音圧を稼ごうとすると、確実に音のバランスは崩れます。

楽器の数が少ない部分で音圧を上げたら、作品の中の整合性が取れなくなるからです。

盛り上がるところで各パートの音量が下がる、ということになりかねない。

盛り上がるところは音圧が高くなるのは当たり前、そうでないところまで上げるとそれは音楽としておかしい。

ただ、最終段でマキシマイザーをかける、というのはそういうことです。

ただ実際には多いんですよね。音のバランスも考えずに適当にマキシマイザーを使う方。

実体験としての音楽の経験値が低いんでしょう。

DTMの怖さってこういうところに現れるものです。

実際の音楽経験があれば、簡単に分かる話ですから。


ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。