好きなミュージシャン(洋楽編)⑥

やはり「Return To Forever」に触れたからには、このグループに触れざるを得ないと思います。まあ「Return To Forever」はあくまでもChick Coreaのリダー作であって、グループになったのはこのアルバムの後ですが...。

もちろん対抗馬としては「Weather Report」ですよね。

まあ自分の場合Jacoがいたことが大きいのですが、Wayne Shorterがいたことも大きいです。

Joe Zawinulの存在も大きいんでしょうが、自分的にはやはりJacoやWayne Shorterの存在の方が大きいです。Wayne Shorterの「Super Nova」とかも良く聴いていたアルバムですから。

まあジョー・ザビヌルの曲が多いのは事実なので、その辺も含めて好きなんでしょうが。

ただ間違いなくこのグループにとって「Jacoのいた時代」が重要であることは確かです。

誰もが「Birdland」のイントロを聴いた時、ぶっ飛んだと思うんですよ。当時の頃は知らないけど(笑)。

いきなりこの楽器何?って感じですからね。Weather Reportにはギタリストいないはずなのに、いきなりギター音域の音の楽器が入ってますから...。

まさかこんな風にハーモニクスを使うことなんて想定外でしょうからね。

代表作としてはやはり「Heavy Weather」になるのでしょうが、ここはあえてライブ盤の「8:30」を押したいと思います。

だって長い分いっぱい聴けるし、というのはさておき、やはり「Birdland」や「A Remark You Made」などのライブ版が聴けるのが最大のポイントですね。

まあ個人的にはやはりJacoのソロです(笑)。

自分にとっては「神」に近い存在ですから。

その割に全然ベース弾いてないけど(笑)。

ただ、やはりいくらJacoが神だったとしても、「Weather Report」の存在は「Return To Forever」という作品にはかなわないと思います。

「Weather Report」は作品は凄くても、その後の音楽を変えたという存在ではなかったのに対し、Chick Coreaは「Return To Forever」という作品だけで、その後の音楽を変えてしまった訳なので...。

ジャズテイストのイージーリスニングを生み出したのは「負の遺産」かもしれませんが、ジャズのメインストリームすら変えたと言っていい作品ですから。

「Return To Forever」が、「マニアック」な方向に成りつつあったジャズを「普通の人も聴ける」音楽に戻したのは紛れもない事実だと考えています。

ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。