プロとは...。

本当は中島美嘉さんの続編を書くつもりだったのですが、気になるテーマが出てきたため、とりあえず「プロとは?」について書いてみようと思います。

単純に言うと音楽的な意味でのプロとは、それでお金を稼ぐ方であって、決して技術が優れている訳でも優れた作品を書く方でもありません。

あくまでも、「それで生計を立てられるか」それだけのことです。下手なプロなんて五万といますから。

上手いアマ、優れたアマと比べたら下手なプロ、劣ったプロなど比較の対象にすらなりません。

ただ問題は「生計の立て方」なんですよね。新垣隆さんってゴーストライターで有名になった方がいらっしゃいますが、この方、現代音楽の世界では天才と呼ばれた方ですから。

でもゴーストライターをやらないと結構きついと思いますよ。現代音楽なんてそもそも需要がない訳で、そこで生計を立てるのは至難の業です。

ただ新垣隆さんの場合、ゴーストライターであってもそれで暮らしていけたわけで、立派な(「ゴーストライター」が立派という訳ではなく、あくまでも生計を立てていたという意味で)「プロ」なんですよね。

じゃあコロナで生計が立てられなくなった方は「プロ」ではなく「元プロ」なのか、という疑問も生じますし、仮に収まったらまた「プロ」になるのか、というのも不自然なように思えます。

実際にプロの演奏者の中でも、演奏収入では暮らしていけず、音楽を教えて生計を立てている方は多いです。そういう方は「プロ」なのでしょうか?。

確実に言えるのは、演奏者としての収入だけで生活できる方が、音楽を教えていても、その方は確実にプロという位でしょう。

この辺は本当に難しいと思います。生活費における演奏者としての収入が何%あるかで決めるのか、そうだとしたら何%なのか...。

そもそも音楽を教えて生計を立てている方はプロとは呼ばないでしょう。そこら辺のピアノの先生もプロになってしまいますから。

それはプロの教師であって、プロのミュージシャンではありません。

自分の母親も三味線教えていたし、勿論演奏もしていましたが、良心的な価格で教えていたし、そういう意味ではプロの「音楽教師」とは言えないのかもしれません。でもじゃあ高い単価で教えていればプロの「音楽教師」になるのか、というのも違うような気もするし...。

どこからがプロなんですかね。

もちろん自分自身にプロになりたいという気持ちはありません。プロの「音楽教師」にはなれると思いますが、今の生活レベル維持できないし...。

まあこういう人はまず「プロ」にはなれないでしょうね(笑)。

まあ冗談はともかく、これから「プロ」について考えていきたいと思います。

ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。