日本の作曲家⑫

うっかりしてこの方、忘れてました...。

というか大半の作品、クレジットが共作になっているので、正直ちょっと書くのが難しいです...。

しかも代表作はその方の曲じゃないという...。

もったいぶってないでちゃんと書きます。

中村正人さんです。

代表作とはもちろん「未来予想図Ⅱ」、吉田美和さんの曲です。

しかも共作の作品ってどちらが主導なのか、多分人によって見解が異なるので、記事にするのが難しい...。

多分分けようが無いんだと思います。創造するに、それぞれのアイデアを持ち寄って、ここはああだ、違うこうだ、という感じで、喧嘩、じゃなかった建設的な議論をして制作しているようなイメージです。

吉田美和さんが楽譜を読めない、というのは、自ら公言しているので、ほぼ間違いないと思いますが、原曲は中村正人さん主導で、吉田美和さんがそこに手を入れている、という単純な図式でではないように思えるんですよ。

未来予想図Ⅱのコードも中村正人さんが付けているのかもしれませんが、メロが想定しているコードを付けているようなイメージで、シンプルな印象です。少なくともこの曲についての中村正人さんの役割は「引き出し役」と言ったところでしょうか。

中村正人さん単独のクレジットで思いつく曲と言えば、

・Eyes to me

・LOVE LOVE LOVE

・JET!!!

辺りですが、この辺が関与度の差を図る物差しになるのかと。

「Eyes to me」これも上手い曲で、chorusの部分では主和音を使っているのに、verseの部分では主和音を使っていなくて、かつノンダイアトニックコードを上手く使っているので、chorusの部分にインパクトが出ますし、verseの部分も個性的な響きになっています。やはりコード進行が凝っているようなイメージです。

「LOVE LOVE LOVE」にしても「JET!!!」にしても、やはりコードワークが上手いんですよね。

で共作曲を考えてみると、例えば「めまい」、ドリカムの中で一番好きな曲なんですが、この曲は中村正人さんメインなイメージです。、

コードワークってやはり元になるメロに左右される部分が多くて、メロ主導型だとシンプルになりやすいですし、コード主導型だと複雑になりやすいです。

メロってやはりコードを内包していますからね。その辺に「差」が出てくるんだと思います。

ただ「空を読む」のコード進行は比較的シンプルなのですが、ちょっと吉田美和さんのイメージとは違うんですよね。メロがたっているというよりはサウンド志向だし...。

その辺も二人の違いなので、この曲は微妙ですね。

まあどちらが作ろうが、作品が良ければそれでいいんですけどね(笑)。


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blue but green
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