作曲の方法論⑲

まだまだ続くんですよね、この特集(笑)。

ただ最近は初心者向けの記事を書きます、と言いながら結構難しい話になっていたような気もするので、少し軌道修正を。

音楽の知識なり、「音楽を聴く」経験値が重要だ、という話を4日位書き続けたので、今度はその先について書きたいと思います。

実は自分自身、この記事を書いている中で再認識させられたのですが、やはり既存の楽曲の「分析」は、自分自身が音楽制作をする上でも役に立ちます。

もちろんそのためには一定レベルの知識なり経験値が必要なので、いきなりでは難しいとは思いますが。

で、本題ですが、やはり音楽作品を制作していく中で、どんなレベルの方でもその人なりの「癖」が作品には出てくるものです。

もちろんそれは「オリジナリティ」という点では必要な要素です。個性が無ければ、別にその方の音楽を聴く必要はない訳ですから。

ただ「オリジナリティ」は通用しにくい時代になっていると思います。この点についてはいずれ詳しく書こうと思っているのですが、やはりサブスクの影響は大きいです。

自分自身も配信メインでやっていますが、サイトによって「良く聴かれる曲」が全然違うんですよ。

何らかの再生リストの影響も大きいとは思いますが、実際のデータを見ると、「固定層」が付いているような感触です。

で、それぞれのサイトによって「聴かれる曲」が違っている、ということは、あくまでも「固定層」とは「曲」に対する固定層であって、「blue but green」というミュージシャンの「固定層」ではない、ということです。

いいか悪いかの議論は様々なところで聴きますが、現実を変える訳にはいかないから、やはり自分自身が変わるしかないんですよ(笑)。

そういった時に他の方の「音楽作品」を分析すると、やはり色々な発見があります。

もちろんそのまま同じことをやったら「パクリ」ですが、例えば特定のコードの使い方一つとっても、「あ、こういう使い方もありだな」、とか色々感じるものです。

でそうやって身に付けた「経験」は自分の「経験値」を高めるので、必ず自分自身の音楽制作のレベルも上がっていきます。

次回は具体的に分析の「効率的な方法」について書きたいと思います。


ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。