DTM㉓

Vari Audioについてまた書きたいと思います。

最初使い始めた頃はバリバリ使ってました。良く出来たボカロですね、と言われる位に(笑)。

正直「歌」というものが分かっていなかったんですよね。「歌」って本来音程がずれているのが「当たり前」で、逆にピッチが完全に正確な「歌」って不自然だ、ということに。

だから昔は馬鹿みたいにセグメントを分割しまくって、これでもかと言わんばかりにピッチを平坦化させていました(音程の「揺らぎ」がない状態)。

近々リリースするリメイク作品の過去音源も、Vari Audioをかけたボーカルトラックのセグメントがまっ平でした(音程が揺れると波のようになりますが、ずっと同じ音程だと直線状になります)。

まあ歌だけが問題ではなく、オケもしょぼかったし、ミックスバランスも悪かったのでリメイクしたのですが、それにしても酷すぎました。

かと言って、じゃあ今の歌がいいのか、というとあまり良くないというか、やはりピッチのずれが気になってしょうがないし。

まあ「プロ」と言われる方でも結構自分の耳だと「耐えられない方」って結構多いんですよね。具体的な名前は上げませんが、もちろんミュージシャンが本業の、有名なシンガーソングライターで「これはちょっと」と感じる方もいらっしゃいます。

曲はいいのに残念だな、とか思うんですよね。自分から聴きに行くこともありません。基本他の方がカバーしている作品を聴きます(笑)。

もちろん上手い方もピッチが正確かというと、完全にピッチが正確、ということは100%ありません。ただ正確なピッチを理解していて、そこまでの音程に辿り着くまでにどうピッチを移動させるかとか、逆に崩したいところでどう崩すか、ということを意識的かどうかはともかくやっているんですよね。

これが上手くない方だと、正しい部分が偶然的に発生することはあっても、それは「たまたま」でしかなくて、「正確な音」の基準が多分ないんだと思います。

で、一定以上のレベルの耳になると、自分で聴いてて分かるんですよね。先ほどのシンガーソングライターの方も、「自分が歌が上手くない」ことは自覚しているという話です。

ただ実際に歌が「コントロール」出来るかどうかは別の話ですから、なかなか歌を上手く歌うということは難しいんだと思います。

何だかDTMの話をしているつもりが、歌の話になってしまいましたが、大体いつもこんな感じなので、しょうがないですね。

って開き直っているような気もしますが(汗)。

ただこの話はもう少し書いてみたいと思います。何だか消化不良感があるので...。

ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。