音楽の聴こえかた⑤

これで最終回ですかねえ。今回は長続きしませんでした(汗)。

自分のその端くれですが、編曲をする方の聴き方はやはり違うんですよ。

まあ当たり前の話で、どの楽器の音も聴こえていないと編曲出来ないからです。

曲を作るだけなら、そんな聴き方は不要なんですよ。

旋律とコード、場合によっては旋律だけ、という場合、他の楽器の音をそれほど気にする必要はありませんから。

ただクラシックの場合は少し違っています。

クラシックで言う作曲とは、全てのパートを書くことですから、編曲は作曲の中に包括されます。

もちろん他の方が編曲し直す場合もありますが、最初の時点で全てのパートが出来ている必要があります。

だから全てのパートを聴くことが出来なければ、作曲も出来ない、ということになります。

というか編曲の話でしたね(笑)。

編曲をするには、やはり全てのパートを聴くことが出来ないと難しいでしょう。もちろん素材の切り張りで作品を作るのであれば別ですが、標準的な編成で編曲をするには、全てのパートがきちんと聴けていないと難しいです。

よくバンドで、そのバンド名と編曲者が共同クレジットで編曲していること、ありますよね。

あれ、やはりバンドのメンバーだけだと限界がある、と思われる場合に使われるパターンです。

バンドって、その楽器しか知らない人が多いから、ストリングスやホーンセクションのアレンジが上手く出来ないことが多いんですよ。

もちろん出来ないということでもないんですが、やはり不充分な仕上がりになる場合が多い。

だから編曲者が必要になるんですよ。

で、編曲をするには全ての楽器を聴くような耳が必要になってきます。

ただそこで疑問が沸いてくるんですよ。

編曲者は本当に全ての音を聴けているのかどうか、という疑問です。

その答えは明日にでも。

って全然最終回じゃなかったですね(笑)。

ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。