古い音・古くない音⑤

昨日の流れもありますので、今日は木管について考えてみたいと思います。

この楽器は時代性が出にくいと言っていいと思います。もちろんサクソフォンはちょっと違うので除いて考えます。

オーケストラにおいても重要な役割を負っている楽器群ではありますが、金管と違って、使われ方の変遷が少ないせいだと考えています。

基本的に原始的な楽器であって、構造的に言えば最も古い楽器の中に入るでしょうし、使われ方も変わらない。

ある意味当然なことなのかもしれません。

サクソフォンのような例外を除けば、それほど派手な音が出る楽器でもなく、どちらかというと柔らかい音がする楽器なんでしょうね。

これはクラシックで使う楽器に限った話ではなく、あらゆる木管に言えることだと思います。

Peter Gabrielの「Sledgehammer」、尺八っぽいイントロの音を聴いてもあまり古さを感じないじゃないですか。むしろその後の金管系の音の方が圧倒的に古いでしょう。

ただそうは言っても昔の歌謡曲とかでフルートが出てくると妙に古臭く感じる時もあります。

この辺の理由についてはいずれ記事にしたいと思います。

ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。