アレンジの時代性②

これってあまり洋楽だと感じないんですよね。ポピュラーであれば、60年代まで行くと「古いな」って感じますが、60年代中頃から「古さ」を感じさせない作品が増えだして、60年代末位からの作品ではほぼ感じないんですよね。

もちろん、アレンジ自体は大きく変わっていて、その時代の作品だということは分かるのですが、「古いか」と言われば、「古さ」というのとは少し違うと思います。

ジャズであれば、Charlie Parker以降であればあまり時代性を感じることもないし、やはり音楽の特徴によって変わってくるものだと思います。

まあジャズにアレンジという概念が適切か、という問題はありますが、実際に何テイクも取る場合が多いですから、その場でアレンジが作られていく、と言ってもいいのかもしれません。

クラシックであれば古楽器の時代の曲を古楽器で演奏しても、「古いな」とは思わないでしょう。まあこれは最近の試みである、ということも大きいのでしょうが。

でも邦楽の世界だと、明らかに80年代の曲を聴いていると、「古いな」と感じてしまうんですよね。自分がいわゆるJ-POPを聴きだしたのは90年代の終わりも終わりですが、じゃあ90年代の曲が「古いか」というと、もちろん古いと感じる曲もありますが、全く時代性を感じない曲もあるので、同時代的に聴いたかどうかはあまり関係ないんだと思います。

この辺をこれから考察していきたいと考えてます。

ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。