ミュージシャン⑤EL&P⑩Love Beach

このアルバムも酷評すると思われる方が大多数でしょう。実際一般的には最も酷評されているアルバムだと思います。

でもこのアルバム、個人的には好きなんですよ。

まあ、あのジャケットは流石にどうしちゃったの、という感じですが。

前半こそ、Greg Lakeのアルバムという感じですが、そう考えると普段の「ほぼ弾き語り」とは違って、アレンジもしっかりしているし、「Canario」は正にEL&Pの作品です。

そしてこのアルバム、やはり「Memoirs of an Officer and a Gentleman」に尽きると思います。

まあ、この曲が無ければこのアルバム、やはり「駄作」と言われてもしょうがないかもしれません。

この曲、Keith Emersonの曲では一番好きかもしれません。

ちなみに「CHILDREN OF THE LIGHT」が2番目。なぜここで出てきたのかは分かりませんが、ふと頭の中に浮かんだだけなので、あまり考えないでください。でも聴く価値のある名曲だと思います。見つけること自体が難しいとは思いますが(笑)。

で、話を元に戻しますが、この曲、EL&Pらしさも出しつつ、音楽的な幅も広いんですよね。あまりEmersonの曲って「抒情的」な部分が少ない印象ですが(その辺はGreg Lakeの曲との兼ね合いもあるのかもしれませんが)、そういった要素もこの作品には含まれていて、「美しさ」を感じさせます。

多分それはEL&Pに求められているものではないから、このアルバムの評価も低いのでしょう。

ただ、そういった「先入観」を取り除いて聴くと意外にいいアルバムだと思います。

「Tarkus」や「Brain Salad Surgery」、「Welcome Back My Friends To The Show That Never Ends...Ladies And Gentlemen」ほどは聴かないけれど、自分の中ではその次に来るアルバムです。

ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。