作曲の方法論⑳

今日は「音楽の分析」について書きたいと思います。

昨日書いた通りで、他の方の曲を「分析」することによって、自分の音楽の立ち位置を明確化し、マンネリ化を防ぐための方法です。

まあこんなものは簡単で、ネットでコード譜探して見ながら曲聴けばいい、ただそれだけのことです(笑)。

耳コピに拘る方もいますが、楽器を弾くためであれば、そのことに意味がないとは思いませんが(運指上、良くない癖がつく場合があるので、その辺は要注意ですが)、音楽の分析上はあまり意味がないと考えています。

まあメロは書いていないので、その辺は聴いて判断するしかありませんが。

この方法に意味があるのは「時間の短縮」です。

もちろんネットのサイトのコード採譜、間違っている箇所も多いですが、それは見て聴いて判断すればいい話です。

特にコードの構成音を曲を聴いてわざわざ書いていると、異名同音の場合があるので、曲の分析に支障が起きる場合がしばしばあると思います。

もちろんコード進行がサイトにないようなマイナーな曲の場合、全体を聴いて、調性を判断した上、コード書いていくしかありませんが(笑)。

ただ別によほど好きな曲でなければ、そこまでする必要も無く、メジャーな曲だけで充分です。

コード進行を把握することが目的ではなく、あくまでも他の曲の「構造」なり「構成」を把握することが目的ですから、一曲に時間をかけるより、数をこなした方がいいです。

そのためにはやはりコードが記載されているサイトって結構使えるんですよ。やはりこの場合でも、この調性の方が分かりやすい、と考えて移調すると、異名同音が出てきてややこしくなるので、移調はしない方がいいと思います。

でこの方法のメリットは、やはり自分で音楽を聴いている時って、さらっと流してしまう部分のコードも可視化されている点です。まあコードがきちんと表記されていないサイトも多いですが(笑)。

はっきり言うと、割と正確なサイトもあれば、そうでないサイトがある、というのは間違いありません。

ただ間違っているサイトの方が使い勝手が良い場合もあるので、その辺は自分で一番いい、と思うサイトを探すのが一番かと思います。

もちろん完璧なサイトというのはありませんし、それこそポピュラーだと、金出してスコア買っても間違っていることもあるので、完全に信用してはダメですが、大まかな「構造」なり「構成」を把握するには、それ位で充分です。

もっと言うと曲が頭に入ってiれば、コード譜見るだけで、ああ、ここの部分のコードは上手い使い方してるな、とか理解できますし、ああ、ここはこういう意味だったのか、とか色々なことが分かってくると思います。

やはり自分で聴いて「コードを感じる」のと、「コード譜を見て理解する」のとでは違いがあると思います。

自分で聴いた感覚で音楽を捉えていると、意外に「固定観念」的に聴いている場合があるので、可視化されたものを見る、という行為が自分の「感覚」を相対化させる、という効果もあります。

なので、この方法はお勧めです。

ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。