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で今日は予告通りロングトーンでの音程修正ソフトの使い方について書こうと思います。

こういうところこそが音程修正が一番役に立つところだと感じています。自分だけかもしれないけど(笑)。

ロングトーンってす~っと伸びていた方が綺麗に聴こえるものです。もちろん完全にピッチの揺れを無くしてしまえば不自然に聴こえますが、ビブラートが強すぎると、伸びてるって感じがしなくなるんですよ。

ロングトーンは意図的に伸ばす音だから、やはり伸びてる感がしている歌い方の方がいいと思います。ロングトーンでもピッチを意図的に調整して歌う方もいますが、上手い人の場合、こういう音でも「揺れ」自体は少ないですし、ピッチの変動幅も少ないです。

平井堅さんが一時期妙にロングトーンの最後でしゃくれ上がるような歌い方をしていた頃がありましたが、ここぞ、という時に使うのであればともかく常時使用すると「うざったい」歌になるものです。

少ししたら治ってましたが(笑)。

やはり指摘を受けたのか、自分でも良くないと思ったのかどちらかでしょう。やはりロングトーンは綺麗に伸びた方が基本良く聴こえるものです。

こういう時にVari Audioって力を発揮するんですよね。どうしても音がふらついたり、ビブラートがかかり過ぎていることってあるのですが、やはりロングトーンであれば、そういった部分が目立ちやすいです。で、こういう修正はVari Audioは得意ですね。

ロングトーンであればセグメントの分解はした方が間違いなくいい結果が得られます。今までの話と逆のことを言いだしたように捉えられるかもしれませんが、ロングトーンってそれなりにピッチの揺らぎは少ないんですよ。

当然歌う時にその音が「ロングトーン」であることを意識して歌うので、他の音より、ピッチの「揺らぎ」が少なくなる印象です。

だから、修正をかけてもそれほど大きく調整することにはならないので、不自然な感じにはなりにくいんだと思います。

なのでこの部分はすっきり聴こえるように調整します。

自分の場合、この手の音は波形見ながらですね。Vari Audioのピッチ波形って仮想波形的な部分があって、実際のピッチが完全に再現されている訳ではないのですが(取扱説明書の受け売り(笑))、ロングトーンの場合、元の音に前に述べた特徴があるので、波形へのピッチの再現性が高いように感じています。

なので波形を見ながらの調整が有効なんだと思います。で、ピッチの波形で分割しやすそうなところを見つけてハサミを入れます。

そこでセグメント毎にピッチ補正なり、ピッチの平坦化をかけるイメージです。

特に自分の場合、ビブラートがきついので、ロングトーンがうねって聴こえる場合が多いので、この機能には本当に助けられています。

またもう少し音の長さを伸ばしてやりたい、と思う時もありますが、これはVari Audioを使わなくても波形の調整なり、無音部分の挿入+他の部分のコピペで対応も出来るのですが、Vari Audioの方が手っ取り早いです。

まああまり伸ばすと音の密度が低くなった印象になり、限界もありますが、ちょっとした調整をする時は便利ですね。

で明日からは、Vari Audio使いまくっている人と思われるのも微妙なので、別の話に切り替えたいと思います。


ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。