作曲の方法論57

で話を戻して「頭の中にないものからどう作品をつくるか」について改めて考えてみたいと思います。

やはり本命は「コード先」だと思います。確実に「お決まりのパターン」から外すことも出来れば、程よく外すことも出来るので、自由度が高いです。

もちろん「お決まりのパターン」でどこまでオリジナリティを出せるか、という考え方もありますが。

もちろん、この効果は「コード進行」だけにかかわる話ではありません。人間はやはり、メロから考えると調性の中の音を使用する傾向が高いと思います。

やはり「調性内の音」というのは安定しているので、メロから作成した場合、意識しないと調性の外にある音はなかなか出てこないものです。

しかし、もちろんノンダイアトニックコードがあることが前提ですが、コードが先だと、やはりメロがコードから一定の制約を受けるため、好きなようにメロを書くことがメロ先行でいくよりも相対的に難しくなります。

そうすると、コード先の場合「調性内の音」以外の音の使用頻度が高い作品が出来る可能性が高くなります。

そうすると、当然「今までにない作品」になる可能性が強くなります。やはりポピュラーでは調性内の音だけで作られている作品が圧倒的に多い、というのが実態ですから。

だからこそ「頭の中以外のところ」から作品を作る場合、「コード先」を中心に考えた方が、バリエーションが増える分適している、と考えています。

ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。