プロとは...。②

実はプロの世界も随分変わってきています。

やはりDAWの普及が大きいかと。DTMというと何か一人で録音している暗い印象がありますが、実際には何が違うかというと、概念としては違いはありません。

世間的に言うと、DTMは「一人打ち込みで音楽を制作しているイメージ」でずが、実際にはただ単にコンピューター上のソフトで音楽制作を行っているだけの話で、それは今の音楽制作には欠かせないものであり、ポピュラーの世界では、プロもアマも関係なく、いわゆる「弾き語り系」の人以外はほぼ100%使用していると言っていいと思います。

もちろんこれだけでは「プロ」の必要性が無くなることはありませんが、大きく状況を変えたのは、やはりその機能の豊富さにあるのだと感じています。

「プロ」と言っても、何から何まで一人で音楽制作をする方は少なく、分業制になっていて、歌い手、演奏者、作曲者、作詞者、編曲者、エンジニアというように切り分けされてみんなで仕事をしてきた訳ですが、もちろん使用機材による差は大きいものの、ある程度の技術があれば、かなり高度な編曲やエンジニアリングが出来る時代です。

当然プロにとっても、一流どころでも「拘り」が強い方であれば、特に編曲の部分はアーティスト自身が行う傾向が強くなっていますし、一流でないなら、なおさら編曲まで自分でやってしまった方が余計な経費がかからなくてすみますから、編曲者の需要が減っているようです。

また、インディーズ系の方が小遣い稼ぎに編曲を行うケースも増えています。

自由主義経済であれば、需要が減り供給が増えれば、価格が低下するのは当たり前のことです。

今はそこそこ名の通った方でも、一曲あたり実際の手取りは5桁の金額が「当たり前」な世の中です。

で、その下のクラスだともっと下がってくる訳ですから、このような状況だと超一流で無ければ「編曲者」が食べていくのは難しい状況になっています。

ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。