凱旋門賞面白かった(21/10/04)

・涼しくなってきたし社会情勢も安定してきたし、そろそろ自転車を再開するのもいいなと思い始めた。
・元を正せば一人暮らしを始めて以来「自転車に乗る時に事故を100%回避することは不可能」だという事実がすごく重く感じられるようになり、これでビビって乗らなくなっている間にコロナ禍が直撃したという経緯がある。
・この恐怖は未だに抜けていないので、乗るにしてもクリートはもう着けられない。いっそ低めのグレードの折りたたみ自転車にでも乗って下手に攻める気を起こさないようにするか。


・凱旋門賞を見た。勝ち馬は(日本限定オッズ?)13番人気のドイツ馬トルカータータッソ。
・後から調べてみると同馬の父の母の母Alyaと母の母の母の母Allegrettaは全姉妹。そしてAllegrettaはあのUrban seaの母にあたり、Urban seaと言えばもちろんGalileoとSea The Stars兄弟の母。
・というあたりを鑑みて、こいつはやるかもしれねえ……と読めていた人も居るらしい。これで当てるのは気持ちよかっただろうなあ……

・それぞれ限られた数しか子供が居ない母の方で繋がっているということは偶然であろうはずもなく、それだけ考えて作った馬が凱旋門賞を勝つというのはどれほどの喜びだろうと思う。
・卑近に例えればカードゲームのデッキ構築とかポケモンの育成・PT構成みたいなものだろうと思うものの、かかる金と年月の差を思うとまさに貴族の娯楽。孵化厳選面倒とか言ってられねえ。

・欧州競馬は貴族同士の勝負・娯楽としての背景が強いため出走時間とか馬体重とか比較的アバウト、広大な土地を誇示するために自然の地形にそのまま馬場を作る。
・日本競馬はギャンブルとしての背景から公平性が重視され、レース進行は定刻通り、馬体重とかデータもしっかり出して、馬場も一から作って徹底的に整備する。
・……というような話を見た。これを正しいか判断する知識はないので話半分程度に。

・公道上で走る自転車ロードレースが盛んな欧州、ギャンブルを前提としたトラックレース競輪が盛んな日本……と考えるとどこか似ているものがあるよなと。まあ欧州自転車トラック競技も十分盛んなんですが。
・自然の激しい起伏や悪質な路面状況の中を強いパワーとスタミナで最後まで粘って走り抜く……というのは騎士や騎兵が跨る軍馬に求められる能力であって、競馬のアイデンティティはやはりそこなんだろうな……と改めて思う。

・どうも下手に賭けるよりこういう話を調べたり考えたりしている方が面白い。ちなみに今週はマイナス300円でした。

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