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[EDH] 9.23事件を忘れるな(CRC禁止改訂)


目覚ましにしては強すぎる情報

最悪の朝を迎えた皆様、おはこんばんにちは。
突然統率者戦ルール委員会(CRC)にて9/23深夜に統率者戦における禁止推奨改訂が発表され、《宝石の睡蓮》《魔力の墓所》《波止場の恐喝者》《有翼の叡智、ナドゥ》が禁止推奨入り(ウィザーズ公式HPの禁止リストにも掲載)されました。

ここからは個人の感想になります。カードの金額については特に語りませんが、欲しい人はレベルアップのため買いますし、お金が無い人は他に優先すべきカードのため買わなかったでしょう。それぞれのプレイスタイルがあります。私はそれを尊重します。これらのカードは無くても遊べます。

《宝石の睡蓮》

統率者戦にしか使えない(ストームカウント用はさておき)、統率者マスターズでも目玉のカードとして再録されたカードが禁止となりました。
気持ちは劇場版ポケットモンスターミュウツーの逆襲に登場するミュウツーのセリフそのものです。とはいえ印刷したのはウィザーズですが今回の騒ぎの発端はCRCです。矛先を間違えないように。チェンジ。
この禁止によって単色3マナ、2色4マナ、3色5マナのジェネラルが今まで通りには出せなくなりました。また6マナ以上の大型ジェネラルも簡単には出せなくなりました。多様性とは?

《魔力の墓所》

あるようで全く無いデメリットを持った0マナの加速装置です。ここから《友なる石》や《秘儀の印鑑》、タリズマンなどに繋げる動きがとても強力です。そしてこのカードについては初版は雑誌の付録として、また何度も再録されております。最近の再録ではイクサラン再訪で特別イラストで再録され注目を集めました。最近紙でスタンを始めた方で運が良ければ手に入ったことでしょう。しかし今回禁止となりました。
統率者戦需要で価格も加速し2年間で倍以上になり、100枚デッキのうち《太陽の指輪》に並ぶアーティファクトとして重宝されておりましたが、無から2マナは許されなかったと考えて良いと思います。高くて買えないと良く耳にしますが、ヴィンテージ制限カードなのでそのあたりは納得してもらいたいところです。統率者戦のカードプールはほぼヴィンテージです。
今回の禁止の影響で需要が急増するカードがあります。《魔力の櫃》《ガイアの揺籃の地》《厳かなモノリス》《古えの墳墓》の4枚です。間に合わなくなっても知らないので早めに入手しておきましょう。ただし次の禁止の可能性はあります。特に《ガイアの揺籃の地》。

《波止場の恐喝者》

赤を使う理由として成立するくらい強力なマナ加速生物ですが、これを出される前提でデッキを組んだりプレイングを工夫したりと、統率者戦においては常にネックとなる1枚でした。が、今回これも禁止となりました。もう《脱出マジック》で再利用したりできなくなります。代わりといっては何ですが、《______Goblin》を使用しましょう。赤しか出ないし4~6マナまでですが、無いよりマシです。《ジェスカの意思》と同じ感覚で良いと思います。
ただ赤を使う理由が1つ減ったこと、また今回の3枚が全てマナ加速にまつわるカードということで今後は緑を使ったデッキが流行りそうです。

《有翼の叡智、ナドゥ》

このカードは(モダンホライゾン3としては)デザインを間違えました。間違えましたが統率者戦でも禁止となりました。シミック3マナは禁止される運命にあるようです。君はどう生きるか?レガシーで余生を過ごしますか?

最後に

というわけで、私が6枚目のデュアランを購入して揃えたティムクラは無事97枚になりました。平日統率者戦に出ようと思いましたが手持ちが97枚なので対戦すら出来ません。今後についてはしばらくティムクラで回そうとは思っていますが、赤から緑に変更してティムトラにすると思います。ティムトラは今回の禁止推奨改訂にてほぼ影響を受けていません。また現在最速のログテヴェも影響を受けているため速度的には少し遅くなる(とはいえ6ターンで決着はつきそうですが)と思います。また《波止場の恐喝者》の禁止でアーティファクトをどんどん出していけるので置物破壊を今後検討していかないといけません。白も重宝するでしょう。個人的には白黒緑カラーが活躍してくれることを祈っています。
CRCに日本人プレイヤーが居ないためか、日本国内では大荒れどころか文字通りの炎上騒ぎになっています。勿論日本より米国の方がカジュアル志向が強いため、今回のような発表となったと思います。なのでもうCRCのことは気にせず日本独自フォーマットを制定しても良いのかなと思っています。現在禁止指定されているカードも全然見直しされませんし、cEDHならぬjEDHを日本のEDHプレイヤー皆で考えてみませんか?

ウィザーズ日本法人さんどうですか?

2024.09.24 ぶるべりP 著

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