留守電

やっぱりきた。
母からの電話。
もちろん出ないから、留守電。

弱々しく、泣きそうで、病んでる声が残っている。

…(うさぎ)ですか……
お母さんです…
お仕事ですか…?
…お休みあったら…帰ってきてね
…顔見せに…きてね…
………待ってるから………

泣きたいのはこっちだ。

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