10年経った今でも覚えている、同期に言われた言葉

大学生のとき、研究室の同期に言われた言葉を思い出した。
『頑張って報われるなら、
もうちょっとみんな
幸せに暮らしてると思うよ』

先週のドラマ『家庭教師トラコ』がきっかけだ。

その頃、なにかと指導教官に指導されすぎていた。
『オリジナリティは?』
『意見のない人間は社会にいらない』
『君は社会にいらない』

同期に
「私は頑張ってないみたいで、
結果が出せないから、
もっと頑張らないと」
と言った。
早朝から夜中まで研究室にいたし、
土日祝日も研究室にいた。
自主的だったが、指導教官から指摘されたことで動いている部分が大きかった。
評価されるのは時間じゃなくて、
結果がすべてなんだけど。
結果は出せなかった。
がんばり方がわからなかった。

それを知ってる同期に、冒頭の
『頑張って報われるなら、
もうちょっとみんな
幸せに暮らしてると思うよ』
と言われた。
『自殺してる人もいるし』
『そんなに追い込まなくても
いいんじゃない?』と。
がんばりが足りないとかじゃなくて、
同期から見たら、私は頑張ってるに入ってるのかなと勝手に思ってしまって、
安心した。
(もしかしたら、要領が悪いと言いたかったのかもしれない)
それに、私以上に頑張ってる人は世の中にたくさんいるはずなのに、
それでも幸せという雰囲気を感じないのは、
同期の言った言葉がピッタリだなと
10年経った今でも覚えている。

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