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【中田屋】かなざわ銘菓 老舗きんつばのお味

こんにちは。しげです。

先日、彼女と金沢に1泊2日の旅行に行ってきました。
金沢といえば、のどぐろ・金沢カレー・金沢おでんなど様々な美味しいものがあるところですね。

なかでも和菓子については「京都」、「松江」と並んで日本三大和菓子処(にほんさんだいわがしどころ)として有名ですね。

そんな「金沢」の銘菓として一番最初に思い浮かぶのが、「きんつば」ではないでしょうか。

きんつばは金沢のイメージが強いと思いますが、元々は大阪で考案されたお菓子だそうです。当時は、その色と形から「銀鍔(ぎんつば)」と呼ばれていたとのこと。
しかし、1600年代後半に江戸に伝わると、「銀よりも金の方が景気がいい」という理由から名前が変更されました。そして、今日に至るまできんつばという名前で多くの人に親しまれてきました。

見た目は完全に銀鍔(ぎんつば)なのに…。
きんつばよ…それでいいのか…お前…。

しかし、だからこそ、「金箔で有名な金沢」。これこそが、発祥の地でないにも関わらず、「きんつば」が金沢銘菓と呼ばれる所以なのかもしれませんね。

これで小さい頃の疑問が1つ解消されました。

子どもの頃と言えば、僕がきんつばと出会ったのは小学生低学年の頃。
親が大阪の有名な和菓子屋さんできんつばを買ってきたということで、食べることに。

「きんつばっていう名前のくせに金色じゃないし、なんだか地味な見た目~~~」

そんなことを思いながら、ぱくり。

「あんこが甘すぎて、あんまり美味しくない~~~」

親は「美味しい、美味しい」としきりに言っていたと思いますが、
たしか、こんなことを思いながら食べたのを記憶しています。

これが子どもの素直な感想。

それ以来、食べる機会も、自ら進んで食べることもなく、
23歳現在まできました。

そんな僕でしたが、
せっかく金沢にきたということで、自分用にきんつばを買うことに。

金沢で1番有名なきんつばの老舗「中田屋」さんにて購入しました。
中田屋さんは、昭和9年創業。2020年現在、86年の老舗です。

なぜ、中田屋を選んだかというと、金沢で1番有名という理由もありますが、僕の大好きな「中田ヤスタカ先生のご実家」という噂がネット上に転がっていたというのも理由の1つ。

噂の真偽を確かめるべく実際に、お店の人に直接聞いたところ。

「中田さん?ああ、音楽で有名な。あの人は金沢の人だね」
「同じ中田でもうちとは無関係ですね(笑)」

とのこと。

むやみやたらにネットの情報を鵜吞みにしてはいけないということですね(笑)

まぁ、中田ヤスタカ先生のご実家ではなく、少し残念ではありましたが有名店なのは変わりありません。通常のきんつばと秋期限定毬栗(いがぐり)(栗きんつば)を購入。

せっかくなので、お抹茶と一緒に"いっぷく"
することに。綺麗な正方形ですね。

お茶椀の丸ときんつばの四角。
なんだか2つ並ぶと可愛いらしいですね。

菓子切りで2つに割ると、大粒の粒あんが形を崩さずにびっしりとあるのが一目見て分かります。(ボヤボヤですみません〜)

小さい頃はこの餡子が甘すぎて、好きになれませんでした。

大人になった今はどうでしょうか。
ぱくりと一口食べると、口の中に優しい餡子の甘みと、ほのかに塩気が感じ取れます。
シンプルで飽きのこない上品な味わいです。

とても美味しい。
甘すぎないこのきんつばを子どもの頃に食べていれば、少しはきんつばの印象も変わったのかな。

それとも、このあんこの奥深い味に気が付けるくらいには大人になったということなのでしょうか(笑)

これはコーヒー、紅茶や緑茶などの抹茶以外の飲み物にも合いそうですね。毬栗の方はコーヒーと緑茶で食べてみたいと思います。

毬栗という名前だけに、薄衣の上からでも透けて見えるほど大きい栗がゴロゴロと入っています。そんな、栗の味や食感を損なわないためか、こちらは粒あんではなく、こしあんです。

一口食べると、口の中が秋一色。主役の栗の優しい甘さ。それをより一層引き立てるこしあんのちょうど良い甘さが、上質な美味しさを作り出しているのがよく分かります。こちらもとても美味しい。

コーヒーのほろ苦さや緑茶の渋みとも相性抜群。何にでも合う美味しさは、そのお菓子の存在感の高さだと感じます。

中田屋のきんつば。約90年近くも金沢の人々に愛されてきた味なだけありますね。

みなさんも金沢に足を運ぶ機会があれば、是非「中田屋」へ。

おしまい。

きんつば10個入りの箱は公式からAmazonにも出品されています。
(※送料がかかります)

(毬栗など)上記以外をお求めの方はオンラインストアへ!

#金沢 #きんつば #中田屋 #お茶とお菓子と私

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