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福島県の旅②

福島県に入って2日目。前日は「道の駅つちゆ」で車泊した。ここは標高が800mあり、湿度による寝苦しさはあったものの、朝方は少しひんやりした。建物を背にして正面右手に吾妻連峰、左手に安達太良山が構える。天気が良ければそんな展望も期待できたのだが、引き続き台風5号の影響を受けている。到着した頃、道の駅の裏手に美しい虹が架かった。

福島県の道の駅「第一号」
「道の駅つちゆ」振り向くと虹

言われるまでもなく、安達太良山のハイキングは取りやめて、3日目(実質2日目)の行動を見直しする。思い当たる場所もなく、Googleマップ上で見つけた福島市の「古関裕而記念館」に出かけた。「道の駅つちゆ」からは25kmほど東上する。

古関裕而記念館エントランス

古関裕而と言えば、戦前戦中から数々のヒット曲を手掛けたこと、また、近年はNHKの朝ドラ「エール」の主人公として有名だが、自分としては萩本欽一が司会した、テレビ番組「オールスター家族そろって歌合戦」の審査員の「先生」という印象が強い。相当昔の話だが…。記念館にはその番組に関する展示は無かった(笑)が、先生は絵も嗜まれたようで風景画は味わい深いものであった。

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この後は行く当てもなく福島市内に停滞。翌日は会津若松市へ行く計画なので猪苗代湖方面に移動するのみ。移動途中に「磐梯吾妻スカイライン」の標識を見つけたので事前情報もないまま向かった。有料かどうか気になったが、かつては一般有料道路だったが現在は県道70号の一部として無料開放されていて、福島市町庭坂を基点に福島市土湯温泉町まで28.7kmを結んでいる。

磐梯吾妻スカイライン・つばくろ谷の不動沢橋

途中、トイレ休憩に立ち寄った場所で思わぬ絶景を目にした。つばくろ谷に架かる不動沢橋である。長さ170m、高さ84m、吾妻八景のひとつに数えられ秋は紅葉の名所という。ガス(霧)に浮かぶ不動沢橋もなかなか良い。

吾妻小富士
浄土平駐車場

標高をどんどん上げて行き、吾妻小富士が見え隠れする辺りから小雨と霧。火山性のガスに注意を要すエリアを抜けると、浄土平という展望が良いとされる場所があったがスルーしてひたすら猪苗代湖を目指した。途中、中ノ沢温泉での入浴を考えたが情報が足らず諦めた。

「道の駅猪苗代」は防災拠点機能とヘリポートを備える大きな道の駅で、国土交通省の「重点道の駅」・「防災道の駅」に選定されている。RVパークもある。ここで車泊の予定だったが気が乗らず、西へ13kmほどのところにある「道の駅ばんだい」で行動を終えた。JRの磐越西線と県道64号に挟まれているが静かに休むことができた。

道の駅ばんだい

福島県の旅③に続きます

旅行日:2024年8月12日



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