飯盛山2023夏
とにかく暑い。
下界は「お盆休暇」も連日の36℃超え。台風7号の影響が出始めていたが、暑さから逃れるために今年も山旅に出かけた。山梨県北杜市の「道の駅 南きよさと」で車中泊(仮眠)、早朝4時に起きて平沢峠駐車場へ移動。途中、久しぶりにカモシカ一頭とキツネ一匹を見た。群れをつくらないカモシカは、いつも立ち姿に孤独感が溢れていて哀愁を感じる。
さすがに気温は低く涼しいが、湿度が高いこともあって車内は蒸し暑い。小型の扇風機を2台、窓に挟んで外からの空気を取り入れた。若干、寝苦しかったが十分な睡眠は取れた。電気ボトルでお湯を沸かし、車中から八ヶ岳を眺めながら朝食のカップ麺を啜った。
八ヶ岳に登りに来たのではない。2時間もあれば十分往復ができる「飯盛山」に登る。駐車場の車や人は、まだまばら。
登山口を入るとすぐに花々が迎えてくれる。飯盛山の魅力の一つがこの花々だ。「花の百名山」かと思っていたがそうではないらしい。が、それでもこの時期(8月)だけでも多くの種類の花が咲いていた。
とても全ての花をpickupはできないので、気に留まった花だけを撮影している。
この辺りまでは余裕。飯盛山の平沢峠からのコースは緩やかで、多くの登山者や旅行者が登るためか登山道はしっかり踏み固まっている。所々、湿った地面もあるが午後には乾いてしまうだろう。
左側が開けた稜線に出る八ヶ岳の麓、清里が見える。
平沢山分岐を過ぎると今度は右側が開けて、八ヶ岳と南アルプスのパノラマが広がる。
花はこれらの他に、イタドリ、フジグロセンノウ、ノコンギウ、ハギ、ゲンノショウコ、ウツボグサなどを確認出来た。
牛歩の如く歩行が遅い自分でも、尚且つ花や景色を撮影しながら約1時間30分で登頂。雲が覆っていて遠方は見えないが、まずまずの展望である。(
山頂の展望画像が無く申し訳ございません)。山頂は360度のパノラマが広がる。八ヶ岳、南アルプス、富士山、奥秩父の山々は確認できた。(youtubeご参照)
平沢峠から登る飯盛山は、九十九折のような切り返しの急登はなく、小さな登り返しはあるが、ほぼ緩やかに登って行く。夏休みということもあって、大人に引率された子どもたちが元気に登っている。花を愛でながら、山頂の景色を楽しみ、山頂直下の広場でお弁当を食べる。ハイキングにはもってこいのお山だ。
山行日:2023年8月13日
下山後に「御射鹿池」に立ち寄った。駐車場は1~2台の空きスペースがあり運良く停められた。池に近づくことはできないので、観光客は道路沿いにならんで池を撮影している。池自体は地元で利用されている農業施設とのことだ。対岸のカラマツが黄色く染まった頃に行きますか。(完)
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