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阿蘇山 3

生まれ持った意志の弱さから、中岳を途中で引き返した。せっかくなので阿蘇山の火口(中岳第一火口)を見物しておこうと思う。記憶に新しいところでは2年前の2021年10月に中岳第一火口で噴火が発生している。日中の11時43分に発生した噴火で、観光客などが退避する様子がテレビでも映し出された。

中岳第五火口付近の火口壁
ケルンと植物
植物の群生

山かげで噴火時の熱風・降灰の直接的な影響が少なかったのか、強い生命力でしぶとく生きる植物。

砂千里ヶ原から見る噴煙
焦げた植物

ミヤマキリシマであろうか、噴火の際の熱気で焼けたのだろう。炭化しながらもその原型を留めていた。

中岳第五火口付近の火口壁
中岳第一火口

阿蘇山は四十数年前に修学旅行で訪れている。火口の大きさに驚いたような記憶が微かに残る。火口の深さは「中に下りた人はいるが、帰ってこないので分からない」と、ガイドがシュールな笑いを誘っていたも思い出す。目の前の中岳第一火口はその時見た火口よりかなり小さく感じた。

シェルター

火口付近のシェルター群。近くで即席の売台で火口から噴き出した石が販売されていた。駐車場整理のおっちゃん曰く、「ここ数日は穏やか」と話してくれたが、突発的に起きる噴火の際には登山者や観光客を守ってくれる。

ミヤマキリシマ?

火口を見物した後、阿蘇山上広場駐車場まで、阿蘇山公園有料道路沿いの遊歩道をのんびり歩いて帰く道すがら、くじゅう連山では有名なミヤマキリシマ。と、思われるツツジのような花が点在していた。

ご褒美

下山後の過度な糖分摂取は褒められたものではないが、ま、いいだろう。阿蘇を下りたら麓の温泉で汗を流し、「やまなみハイウェイ」で湯布院へ向かう予定だ。

旅行日:2023年5月3日


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