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ENDLESS

久々に聴いてメチャクチャ格好良かったので、ここで語ろうのコーナー!!!(そんなもんはない

今回はENDLESS!です。

『ENDLESS』というと、その後にrainやloopやLOVEを付けたくなりますが、それは一旦横に置いて頂いて…。

90年代を語るにおいて、最重要バンドとしてD≒SIREが大きくフィーチャーされる事は多いですが、同じKries所属であったこのお二人の事は不思議と世間的には取り沙汰されていないんですよね。

活動期間が短かったというのもあるのでしょうが、そんな存在であるENDLESSの事を紹介しようかなと思います。

ENDLESSはSHIGE(Vo.Gt.)とTETSU(Key.)のユニットです。

元々このお二人は1992年にENDLESSを結成されており、

その活動の延長線上で1995年にBlüeのボーカリストとキーボーディストとして活動を開始されます。

約一年半の活動の後に、幸也さん(D≒SIRE.JILS.Kαin)が代表を務めるKriesレーベルに参加。

そこからリリースしたシングル『月と太陽』は発売一週間で4000枚を売り上げるなど、非常に好調なスタートを切ります。

拙さはあるものの、非常に透明感のあるサウンドに美しいメロディとクオリティの高さで、ソフビを代表するバンドになっていてもおかしくないとこの二曲を聴いただけでも思わされます。

しかし、年明けにソングライターであるSHIGE、TETSUの両名がBlüeを脱退。

その後、D≒SIREのレコーディングのサポートメンバーとして参加する最中、SHIGEさんは共にサポートメンバーとして参加していたJUN≒NA(ex.kill=slayd)と共にQUASARとして活動されます。

その後、再びENDLESSとして活動を再開。

シングル『FAITH』は限定5000枚を完売。

東名阪のライブを精力的に行いつつ、その人気を拡大させていきミニアルバム『SILENCE』をリリース。

同時にラジオ番組を持つなど、まだデビュー前ながらその人気が確かなものになっていきます。

1999年にメジャデビュー、3枚のシングルを立て続けにリリース後、アルバム『Bonnie and Clyde』をリリース。

ギターボーカルとキーボードのユニットとは思えないロックサウンドでありつつ、メロディの美しさと声の美しさが全体的に印象的。

当時、電子音楽がまた復興の兆しを見せる中で、新しいサウンドとしてもっと注目されても良かったのではないか?と思わされる。

しかし、翌年にシングル『Frontier』のリリースを最後に活動を休止されます。

その後、SHIGEさんは2007年JILSを解散した幸也さんと共にKαinを結成。

それを機にENDLESSとしての活動も復活させ、現在も活動中のユニットであります。


その活動期間の短さ、そして活動再開後の展開が決して大きいとは言えない故、認知度はそんなに高くないのかもしれませんが、本当に格好いい音を出しているユニットです。

TETSUさんの演奏を聴いて、ロックバンドにおけるキーボーディストの存在の大きさを見出したというのもあるので、その存在は個人的に大きいんですよね。

ライブでも、サポートメンバーが中村泰造さんやHAYATOさんというKriesの盟友であると同時にレーベル屈指のサポートミュージシャンと共に展開されるので、聞き応えがあります。

と言っても、ライブDVDでしか観たことはないんですが…。

メチャクチャ格好良いので、是非聴いてもらいたい!

特に活動再開後の作品は手に入れづらいかもしれませんが、クオリティも高く聞き応えがありますし、ポップでありながらも非常に格好良いサウンドのものが多いです。

こういう音を出しているバンドは珍しいと思うので、是非にお聞きいただきたい所存でもあります!

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