La’cryma Christiは何故もっと売れなかった?

ヴィジュアル系史上、恐らくX JAPANに次ぐ『有名』なバンドだと思っているバンドが、

La’cryma Chrisitiだと思っています。

このバンド名をネタにしなかったバンギャはモグリだと思っております。

『〜まくり』を『〜マクリマクリスティ』と使ったことのないバンギャは信用できません!

と、そのバンド名をディスられる事が多過ぎたこのバンドなのですが、

それだけ名前が知れ渡るというだけあって

メッチャクチャ楽曲が良い。

という事実は意外と知られておりません。

それに加えて、個々の特に弦楽器隊のスキルは非常に高く、ヴィジュアル系の中では、活動期間中に最も楽器が上手くなったバンドであると思っています。

この世代でバンド解散後もメンバーはサポートとして様々なアーティストと共演されており、腕を買われてミュージシャンとして活躍しているのはラクリマのメンバー位です。

La’cryma Christiは大阪で結成されたバンドです。

メンバーはSTRIPPE-D-LADYというバンドで活躍していましたが、SHUSEの加入により、バンド名を改めます。

当時はまだヴィジュアル系という呼び名ではなく『化粧系』と呼ばれている時代。

大阪の化粧系の代表格であったLuis-Maryの灰猫さんこと西川貴教さんにはインディーズ時代、非常にカワイガラレタそうです。

インディーズ時代にリリースされたこの『FOREST』はインディーズとは思えない程のクオリティと楽曲の美しさで一気にその名を轟かせました。

メジャーデビュー後もその快進撃は止まらず、

この曲で大きく有名になります。

当時、物凄くSWEET CHILDが売りたかったのか、物凄くCMが打たれていた記憶があります。

事実、このバンドを売ることができなければその他のバンドを売れないと思っていた節さえあります。

衣装は黒ベースのものが多かったものの、サウンドは広がりのある白系で歌詞も少し現代的になったことが非常に好感された結果、ラクリマで最も知られた曲になったと思います。

そこからリリースを重ねますが、そこから僅か2年足らずでセールス面が振るわなくなります。

SHAZNAやMALICE MIZERの活動休止が大きかったのでしょうか。

シーン自体、ここから冬の時代に突入すると言えども、今までで培ったその人気が大きく落ちる事は考えられませんでした。

しかし、ラクリマの人気は今では考えられない位に落ちました。

演奏力はシーンではトップクラス、楽曲もいい。知名度もある程度ある。

なのに売れない!という非常に不可思議なことが起こりました。

未だにこの謎が自分の中で解けていません。

本当に不遇過ぎるとしか言いようがない。

そして2009年に解散。

当時の四天王と言われたバンドの中では最長の現役活動期間を誇り、かつ再結成さえ果たしているのはラクリマだけです。

『magic theater』までをマジで多くの人に聴いてほしい!

そこまででラクリマの素晴らしさが分かるから!そしてその後も絶対聴きたくなるから!と声を大にして言うのだけれど、あんまり分かってくれる人居ないんだよな…

何でもっと売れなかったのか?この人達は?

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