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ナナ杯の惨事と当時の実情

これは"楽しい旅"とは程遠い、とても凄惨なノンフィクションである。

何がそんなにヤバかったのか?
単純です。ボーダーです。
そしてそれに対して不相応な性能だったこと…。

何故そんなことになったのか、現環境に置き換えるとどうなのかを綴ります。

【ナナの性能】

当時の煽り広告

当時はこのように性能が曖昧に表記されていました。
効果値や潜在能力は手にして進化させるまでは分かりません。
ただでさえそのような"含み"があるのに「様々な効果を付与」と表記される効果に期待が高まったのです。

当時の環境ではチェインを手早く貯める手段は無いに等しく、地道に解答して届かせるしかないので7chも少し手間です。
15chなんて最早ロマンです。

~性能の詳細~

ASとSSの詳細
"様々な効果"の実態

エンハについてはともかく、SSがとにかくしょっぱい。
パネチェンは繰り返し使うものなのにそれにも回数の制約があることと、8Tでやっと1回だけ使えるSS2もロマンすらない始末だったのです。

【ボーダーの数値について】

この時のボーダーは約61万ptでした

当時の魔道杯の総合ボーダー

数字だけ見ると特に変哲も無く「若干高かっただけでしょ?」とも思えますが、現在との大きな違いは「当時の累計報酬が20万ptで終わり」という点です。

つまり、完走の3倍以上の値になってしまったのです。
これを基準に現環境に置き換えると、「180万ptクラスのボーダーだった」ということになります。

次に周回数の観点から見てみます。
当時のイベ絶は当時最強のアリエッタを持ってしてもゴーストが強すぎて安定周回が見込めず、まだまだ弐式が定番です。
そこでの獲得ptは2600ptでした。

それで61万に達するには235周必要です。

弐式での必要周回数

2023年1月のイベ覇が13500Ptでしたが、それにこの周回数を掛けると「318万Pt以上」という話に換算できます。
当時はポイント砲もありません。

いずれにせよ異様すぎるボーダーであったことが分かります。

累計報酬も早々に無くなる
今のような過去に基づくデータも無い
魔力0でレベリングできるスポットも無い
LvUP時にオーバーする魔力は切り捨てられる

そんな環境の中で、ブラックボックスな性能を求めてひたすらに走った魔道士がいた過去があったのです。

【ボーダー高騰の理由】

①ユーザーの期待を煽った
魔道杯のリニューアルということで宣伝されました。
チーム性の導入もこの時が初めてです。
尚、チームバロン…🦁

②フラクタルの件
フラクタルの性能をナメて獲得を見逃したユーザーの「次こそは!」という思いが募っていました。

③リクシス艦隊

デイリー上位報酬

このリクシス艦隊を求めて連日のデイリー上位を狙われ続けたことも高騰の大きな要因です。
当時はまだパネル難易度も高く、複色を怖れなく踏みつつそれなりの火力で殴れるリクシスが複数取れることに注目が集まりました。

これが強かったことがナナ杯挑戦者の救いであり、凄惨さの原因となったのです。

【最後に】

ナナ杯は非常に極端にしても、今の魔道杯が総合獲得において昔より相当楽なのは事実です。
イベントトーナメントも当時最強のアリエッタがいて話になるかどうかという難易度でしたので、それと比較するとイベ覇の難易度は本当に易しいです(優しいかは別)。
アリエッタはその場では引きにいくことはできなかったけど、今は適性精霊が目の前でクルクルしてるので運かお金で解決できるわけでして…。

もし、ナナ杯から変わらぬ仕組みや環境のままの魔道杯だったならば、「幻闘戦の方が全然良い」という声も大きかった気がします😇

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