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難易度絡みの結晶と潜在の効果を検証してみた

【検証のきっかけ】

天女資格試験の報酬の「試験勉強セット」
ウッサーナが引っ提げてきた「攻撃ダウン&難易度ダウンⅡ」
この2つの実装をきっかけとして、ある疑問が生まれました。

試験勉強セットの効果は、本当にクロードや難易度ダウンⅠと同等なのか?

難易度ダウンⅠには「僅かに」という文言がありますが、Ⅱや試験勉強セット、そしてよく見たらクロードにも記載されていません。
すなわち、「難易度ダウンⅠとクロードと試験勉強セットの難易度ダウンに関する部分の効果が等しくないのでは?」という可能性が浮上しました。
今回は、それを追求した検証記事です。

【内部仕様に関すること】

各種クエストには「QL(クイズレベル)」という数値が設定されています。この数値に応じて単色、2色、3色の提供割合が決まります。
難易度を変化させる結晶や潜在は、この部分を弄る効果となってます。
また、QLが1以下となると単色のみ44以上となると複色のみしか出ないようになります。
ちなみにエクストラはQL44に設定されていますので、難易度ダウンを一つでも入れれば単色が少数ながら出現します。
地獄に関してはQL100という噂のような話もありますが確かな情報はありません。ただ、過去に見ない程高いQLになっているか何か特殊な仕様が掛けられているのは事実で、気持ち程度の難易度ダウンを入れたぐらいでは効果を体感できない状況となっています。

「難易度ダウンⅠがQLを5下げる」ということは知っている人は知っており、今回の検証でもついでに改めて確認できたのですが、実のところクロードや難易度アップ関係についてはそれに基づく「そうであろう」とされた通説しかまかり通っていませんでした。

そして、30問1セットとしてパネルが排出されるというのも特徴的な仕様です。
ムシキングやドラゴンボールヒーローズといったデータカードダスのアーケードゲームのカード排出の仕組みと近く、レアリティの混合割合は一定ですが順番や中身は束単位でランダムです。
30問セットを出し切ったら次の30問セットが補充されるような仕様になっており、このタイミングに僅かなロード時間が発生することもあります。

【検証の手順】

<検証場所>
ヴェルタ4-1
QL10と明確に難易度が分かっている場所で且つAS回復に殴られたくらいでは敵が即死しないので、ここに決めました。

<検証デッキ>

今回ご協力いただいた鉄壁さん

鉄壁オリアンヌとプラチナインゴットソフィが固定枠です。
オリアンヌで3T目から鉄壁してもらうことで、敵も自分も26Tの間死ぬことを防ぎます。
また、誤答しても鉄壁ループを保てます(笑)

残りの2枠はAS回復で且つ難易度ダウンやアップを持つカードや、適当なAS回復を入れてました。
難易度ダウン役としてはウィズセレハローラ、難易度アップ役としてはフル覚ヘルメスを使いました。

難易度の上下にご協力いただいた方々

<集計方法>
1問ずつ回答しながら純粋に正の字を書いていきます。
最初に4枚パネルが排出される分はまとめてカウントし、残りの26枚を排出させるというやり方です。

今回問題の中身は検証に関係ないので、30問解いてはいません。
むしろそうしてしまうと次の新しい30問セットが補充されたものをカウントしてしまい、正しい結果が得られなくなってしまいます。
30枚の排出と確認が終わったら、その都度再挑戦かリタイアです。

【検証結果】

お待ちかねの結果ですが、今回の集計では以下のようになりました。

自分でやっといてアレですが、「何だこれ」というお気持ちです()
…まずは確実に言えそうなところから言及していきます。

~クロ―ドの効果について~

今回の検証からは、難易度ダウンⅠより若干効果が強く出るという結果を得ることができました。
しかし、全体として1割未満ながら複色の排出も見られたため難易度ダウンⅡ程の効果は無いということも言えます。
このことからQLを6~8下げるという効果であると言えます、が、この値がいずれかの固定値なのか出発の度にランダムで決定されてしまうのかは分かりません…。

~試験勉強セットの結果について~

難易度ダウンⅡと同様に複色が全く排出されなかったことから、クロードや難易度ダウンⅠよりも多くQLを下げられていることが分かります。
ウッサーナの10覚目の潜在能力とも比較すると、少なくともQLを10下げる効果があると言えそうです…!
クロードもそうでたが、攻撃も一緒に下げるこれらの結晶についてはⅠやⅡといった数値表記がされていないので、もしかするとそれ以上の効果もあるのかもしれません。
※追加検証によって、取り消し線部分の内容は間違いと判断しました。
 理由や詳細につきましては、追記部分を参照ください。

~難易度アップ系の効果について~

実のところ、これが一番困惑しました…。それぞれの単色の排出率はほぼ一定だったものの、特に難易度アップにおける複色の割合がまあ安定しないこと…。
「QLを5上げるんだろうな」とは最初から思っていました。実際、単色の排出率はそれを加味した想定通りでした。しかし、複色の部分がおかしい…。

(色んな事情を加味して掲載は控えますが)過去にQLに関する解析をされていた方の資料画像を保存していまして、それを見る限り「この程度のQLで2色より3色の方が多く排出される」というのは不可解なのです。
内部設計的に排出割合が2色を3色が上回るのは、エクストラ相当のQLのクエストで更にQLを上げた場合です。
単色を排出しながら2色より3色が多く出てしまうのは、過去の資料からはあり得ないのです。

つまり、難易度を上げる結晶や潜在能力については、QLを上げることとは別に複色の排出率を弄る作用があると考えられます。

※追加検証※

【試験勉強セットと難易度ダウンⅡの比較】

QL10のヴェルタ4-1ではこの違いを測ることが出来なかったため、QL23のアユタラ15-4にて再検証をしてきました。
その結果がこちらです。

平均すると試験勉強セットの方が単色の出が悪いです。
つまり、試験勉強セットのQLダウンの効果は難易度ダウンⅡには劣るという結果となりました。

ただ、試験勉強セットの方の結果につきましてはかなりの疑問が残ります。
前回の検証からもクロードで複色が出たり出なかったりしておりまして、実はこれも結構おかしい。 パネルの排出事情において、0と1の差は大きいものなのです。 クロ―ドの結果も加味すると、難易度ダウンの結果についても「QL変動とは別に複色率に何かが作用する」と見ても良いのかもしれません…。

しかしながら、ヴェルタの検証にてクロードからは複色が少量ながら排出され、試験勉強セットからは一切出なかったという結果には大きな意味があると考えています。
もしかすると、もっと試行回数を重ねると出てくるのかもしれませんが、その頻度はクロードよりは少ないことでしょう。

~追加検証からの結論~

①ヴェルタ4-1のQLは10
②QLが1以下になると単色しか出ない
③難易度ダウンⅡ(QL10ダウン)の効果には劣る
この3点から試験勉強セットはQLを9下げると見なせると判断します。
ただし、5回中1回だけ難易度ダウンⅡとやや近しい結果が得られているため、9か10で変動する可能性も否定できません。

また、複色の排出割合に関してはクロムロード同様の疑問点は残ります。

【最後に】

このQL絡みの話というのは、6年以上前に個人の解析によって明らかになったことをベースに基づいています。
今その方は引退された上でツイッターのアカウントも削除されており、もうお話を聞くこともできません。
クロードもクロムロードも古い結晶ではありますが、その方がこういった話をされた後に登場したもので、情報が出回りようがなかったという背景もあります。

今は解析については強固な体制が取られていると考えられ、こういった内部データを見ることは以前より遥かに難しいのだと思います。
昔はカード画像のリークがイベントの開催直前に出回ったりして、それを見てまた盛り上がったりという時代もありましたが、今はもうやれてもできないですね、色んな意味で…。

今回の検証を通して、やっぱり思い込みって怖いなって思いました()
特にクロードの難易度ダウンの効果なんて疑ってこなかったし…。
表から見えることだけで厳密なところを知るのは難しい案件ではありますが、確かな違いを確認できたことは青い人個人としても本当に良かったと思います!

~余談~
GameWithの攻略班に検証の依頼でもしてみようかと思ったけど、こんな黒に近いグレーなことを知った上でやれることをお願いするわけにいかないなって思ってそれはやめました()



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