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20日目 - 結局戻っても同じルートをたどる気がする

月並みだが、中学高校でもっと真面目に勉強しておけば……というのが一番の後悔だ。

僕はとにかく勉強をするのが面倒だった。
課題未提出常習犯であり、珍しく出したと思えばそれは答えが配られているもの。つまりはそういうことだ。小テストも落ちに落ちまくった。定期テストもまあ酷かった。テスト週間を休暇とすら思っていた。100点満点中4点とか取った。当たり前だろ。
良かったのは校外模試くらい。努力してない奴の典型である。

愚か、あまりにも愚か。凄まじく時間を無駄にしている。
もし昔の自分に会えるなら胸倉を掴んでやりたい。今すぐやらんかい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

しかし、お前が努力しなかったから今のオレが苦労してるんだよ!!という気持ちは全くない。大学以降の進路や今の職場にはかなり満足している。

ではなぜ悔いているかというと、もしも当時目の前の勉強に真剣になれていたなら、今見えている世界はもっと広くて解像度の高いものだったんじゃないか、という思いがあるからだ。
例えば英語。英文を読むことに対するハードルが下がっていれば、チャンドラーの文体が持つ歯切れの良さがよりわかったかもしれない。英語だからと物怖じせず気になった論文がどんどん読めたかもしれない。TEDを聞き流せたかもしれない。その結果新たな興味が生まれたりもしただろう。
そう。お察しの通り、ないものねだりだ。ワハハ。

しかし最近勉強の面白さに気づいたのもあり、後悔はひとしお。
講義を聞くのもそうだし、演習とか一番楽しいじゃん。知らなかったことが知っていることに変わり、できなかったことができるようになる嬉しさをあの頃に気づけていたらなあ。あんなに広い分野をかわるがわる教えてもらえる期間なんてもうないだろうに。

と、ここまで書いてきて、今からでもやればいんじゃね?というド正論がものすごい勢いで浮上してきた。
いや、い、今は仕事で覚えることが多くて……ゴニョ……

おお、あの頃の自分が嘲笑う声が聞こえる。


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