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11日目 - 個人に興味を持ちたくて

直したい部分は数えきれないほどあるが、嫌いなところとなるとちょっと難しい。「直したい」と「嫌い」って、似て非なるもののような気がする。

それでもあえて「嫌いなところ」として挙げるとするなら、個人に興味が薄いところだ。なんだか中学二年生のかおりがするが、わりと真剣に困っている。
興味がないことそのものも大問題だが、ふとした瞬間にその興味の無さからナチュラル無礼をかましてしまうことがある。これが本当に困る。

例えば、
名乗ってもらった次の瞬間にその名前が抜けてしまうとか。
その人ならでは!的なアプローチが全然できないとか。
友達を遊びに誘う、なんて発想すらろくに出てこない。
相当気を付けないと、自分の意識から他者の存在がすぐに消えてしまう。

僕は基本他者が好きなので、親切な人でありたい。しかし、かなり基礎的なところでボロが出てしまうので嫌になる。ガッツリ意識しないとこんなことすらできない、と思うとなんだかやるせないやら情けないやら。

「苦手」とか「嫌い」ならまだ対策のしようもありそうなものだ。
たとえば、苦手だった早起きは無理なくできるようになったし、大嫌いだったドライヤーもさぼらなくなった。エ?人生何年目?

でも無関心ってどうしたらよいのだろう。興味が持ちたい!持とう!で解決すればいいが、意識がすっぽ抜けた瞬間に消える興味って、興味なんだろうか。そもそも持とうとして持つものなのか?興味って。
まあ意識的だろうが無意識だろうが、結果が同じならよいかもしれない。だけど、意識的である以上心からの興味でないことが不安なのだ。実際これまでの人生で何度もすっぽ抜けてきているのだから。

人付き合いというごくありふれた状況下で、自分だけが常にマニュアルを読んでいるような、そんなぎこちなさが少し嫌いだ。

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