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14日目 - 世界を広げてくれたゲーム

これはもう僕が愛してやまない、モンスター烈伝オレカバトルについて書くしかないだろう。

このゲームについて書くと永遠に終わらなくなってしまいそうなので、断腸の思いで詳細は割愛する。が、それでも他の記事より断然のこもった仕上がりになってしまうと思う。そのくらい夢中になっているものだ。

コロコロコミックが愛読書だった僕に、オレカはものの見事に突き刺さった。今もしかと突き刺さっており、抜ける気配がない。稼働前の記事に載っていた「戦士タンタ」のイラストを見たときの気持ちを今でも思い出せる。あれからもう12年経っているらしい。

進学したり就職したりして何度も引越しを経験したが、どこにでも必ずオレカのカードを持ってきている。僕にとってのウッディだ。2022年に稼働が(基本的に)終了してしまっているので、彼らを召喚することも簡単ではなくなってしまったが、宝物であることに変わりはない。

オレカの好きなところを挙げるとキリがない。とにかくゲームとして大好きで、バトルも育成も楽しい。イラストも好きだし、キャラクターたちのデザインや性格、技も好きだ。ストーリーが好きで、台詞や文章も好きだ。音楽だって外すわけにはいかない。

しかし正直なところ、何がそこまであの頃の自分を惹きつけたのかはわからない。ついさっき挙げた好きポイントも、元々そういうものが好きだった気もするし、オレカを好きになったからオレカを構成するさまざまが好きになった気もする。

確実に言えるのは、オレカなくして今の僕はないということだ。

それまではポケモンばかり描いていたのに、急に剣や盾、鎧を描くようになった。これはガントレットで、これはバイザーで、あの剣はフランベルジュ。ポケモン以外のカタカナをたくさん覚えた。
もっとかっこよくモンスターを描けるようになりたくて、遊びの一環で描いていた絵が、勉強したり練習したりするものになった。

セタンタはやがてクー・フーリンを名乗り、ゲイボルグという槍を使う。神話にもいろいろあって、アレスはギリシャ神話、オーディンは北欧神話、マハデーヴァはヒンドゥー教の神様。武甕槌は古事記なんかに出てくる。オタクたるものいつかはこの辺に明るくなる運命だが、僕のきっかけはこのゲームだった。

サウンドトラックという概念を知った。はじめてCDというものを買った。歌の入っていない曲を聴くようになった。
ピアノしかできなかったのでコード進行のコの字すら知らなかったが、オレカの曲が弾きたいあまり、そして自分でもこんな曲を作ってみたくなったあまり、それまで見向きもしなかった楽典に興味を持った。ギターに手を出した。今はMIDIキーボードを狙っている。

この辺りにしておこうと思うが、オレカをやっていなければ出会わなかった作品も友人もごまんといる。大袈裟でもなんでもなく、オレカは僕の世界を広げてくれたゲームなのだ。

稼働が終わってしまった時は、自分を構成するものの大部分を失ってしまったような気持ちだった。幸いなことにアプリ版は残してくれたので一切触れられないわけではなかったのが救いだったが、アプリ版さえも終わってしまったら、オレは…………とかなんとか思っていたら。

アプリ版で新章を解禁します!

!?!?

ブラウザゲームで続編ORE’N出ます!!

!?!?!?!?

オレカバトル2出ます!!!!!!!!!!!!!!!

( )?

!!!?!!?!?!!!??!!!?!!!?!?!!!!?!!!?!!!!!?!!!!?!!!!!?!!!!!?!!!?


全部ここ1年経ってないくらいの出来事なんですよね。えっ嘘?マジで?何が起きてる?

もう一生ついて行きます。ありがとうオレカバトル。フォーエバーオレカバトル。

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