見出し画像

②ローコスト住宅            住宅建築費の最新情報 第三弾!

こんにちは。
住宅建築費の最新情報の第三弾です。
今回は日本の住宅の建築費5段階の内の1つ、ローコスト住宅についてご説明します。

②ローコスト住宅
ローコスト住宅と言っても様々な会社があります。
全国区の会社から、地方の会社などなど。
概ね、これらのローコスト住宅は坪単価65万前後と言われています。

『ん?ローコスト住宅ってもっと安いんじゃないの?』
と思われた方もいらっしゃると思います。
例えば、坪単価30万円後半と言う宣伝もあるくらいです。
ここで、難しいのが坪単価・・・
『坪単価』の決まりって実ははっきりしておらず、
建築費÷坪数ってくらいです。
ですので、住宅(基礎・床・壁・天井・屋根)だけの金額÷坪数で計算すると当然安くなります。

当然ですが、住宅にはそれ以外に、キッチンなどの設備品から、それらに供給する上下水道・電気などがないと住むことができません。
これらの工事を全て含めると坪単価65万くらいになります。
それにしても坪65万円は安いです!

さて、ローコスト住宅が坪65万円に抑えられている理由は以下の2点が挙げられると思います。
・使っている建材が安い
・設計担当者が不在(会社による)

まず、使っている建材についてです。
こちらは第二弾で紹介した建売住宅とほぼ同じです。
〇〇調というプリントの建材を使っていることが挙げられます。

次に設計担当者不在についてです。
現在、パソコンソフトの質の向上で、木造の知識が少しあれば誰でも間取りを考えられるようになっています。
加えて、各社これまでに作ってきた間取りのストックが数多くあります。
ですので、設計ではなく、営業担当者が打合せしながらその場で間取りを考えたり、過去のプラン集から部屋数や駐車場の位置が合うプランをもとにお客様と打合せを行います。

そうなると、間取りを考える設計職(=デザイナー、プランナー)がいらなくなるわけです。そうなると、その分の人件費がなくなり安く抑えることができます。

このような理由でローコスト住宅は坪65万という数字を叩き出しています。
まる程度、間取りの変更が出来てこの数字は安いんじゃないかと思います。
しかし、最近はコロナにより、家に求められているものが以前とはだいぶ変わってきました。リモートワークなどがいい例です。
このように、これからの生活に合わせた間取りや、こだわりの間取りに対応するにはやはり設計担当者がいないと難しいかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?