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海が好きな理由

どうしてこんなにも海へ行きたいのだろう
どうして海を眺めるのが好きなのだろう
その理由が何となく掴めた気がした。

私は荒い波が好きだ。
真っ青の中に白い飛沫。
すぐ側まで近づいて見ている。
あと一歩近づいたら波に飲まれてしまいそうな所まで。
けれどいつもそのあと一歩は踏み出さない。
しっかり両足で踏みとどまっている。
そのことを確認したいのかもしれない。
今日も波に飲まれることはなかった、
まだ、大丈夫だ。
そんなことを確かめたくて海へ頻繁に足を運ぶのかもしれない。
何も考えずに深くて青い海にただ波が消えていくのを見つめているだけで、少しずつ気持ちが海に溶け込んでいく。

いつか波に飲まれてしまっても、それは本望。
私と親しくしてくれている人、悲しまないでね。
大好きな海とやっと一緒になれるのだから。

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