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フェイスブック マーケットプレイスでお買い物の新体験

こんにちは、今日のバンクーバーは、珍しく春らしいいい天気です。

子供たちは無事最終学期(日本で言う3学期?)の初日を迎え、元気に登校していきました。私も月曜日はリモートなのでのんびり家から仕事させてもらってます。

さて、この週末、思い立って2つの買い物をフェイスブックのマーケットプレイスで購入しました。マーケットプレイスでの売買は全くの初心者ですが、取引はすべてスムーズで、売っていただいた二人もとてもいい人でした。

メルカリなどの場合(残念ながら使用したことはないのですが)、オンラインで商品を表示、欲しい人は検索、確認。購入が決まると送金、荷物の送付まで相手の方と特に顔を合わせることなく手続きが進んでいくようなのですが、マーケットプレイスの場合、基本対面で商品の取引をします。

ちょっと怖いですよね。知らない人と連絡を取ってその人の家にお邪魔したり、こちらに出向いてもらったり。でも、ヘビーユーザーのお隣のCさんは「そんなに変な人はいないよ。」とのこと。それでもあんまり必要を感じなかったし、今まで正直興味ありませんでした。

ですが、Cさんが試しに何か売ってみてあげようか?と声をかけてくれました。

じゃあ、この子供たちのローラーブレードとか?
「売れる売れる!ちょっと貸しといて。いくらがいいかなあ?」

そしてすっかり忘れていたある日、久しぶりにばったりあったCさん。「売れたよお。」と20ドル札を一枚くれました。えー、こんなにもらっていいの???「きれいな商品なら結構すぐに高値で売れるよ。うちのもついでに売ったから」

そうかあ、私が思っているより結構シンプルなのかも。。。ということで、私の中でいつか使ってみてもいいかな、くらいなステータスにアップグレードされました。

そして先週の金曜日。長男、近所の友達とサッカーをしにいったのですが、帰ってすぐ「サッカーはやっぱりスパイクがないと滑って危ない。」とのこと。見ると大分転んだようで、泥だらけ。前持ってたやつは?「もうとっくにはけなくなってるよお。」

育ち盛りのお子さんを持つお母さん、皆さんわかっていただけると思うのですが、すごい勢いで大きくなります、息子たちの足。だから結構ぶかぶかの靴を買うのですが、あっという間にはけなくなります。お金をかけるだけ無駄、と思うのは私だけでしょうか。

これこそまさにマーケットプレイスデビューのチャンス往来です。本格的にマーケットプレイスをのぞいてみると、売る方も買う方もすでにフェイスブックに登録されていて、一応どれくらいフェイスブック履歴があるかも一目でわかるし、写真や名前をのせている人が多いから、思っていたほど怪しくはないのかも。。。

希望のサッカーシューズは予算30ドル内、場所15キロ以内。条件を入れて検索。やっぱり予算が低いのでそれほど選択肢はないけれど、その中で比較的きれいそうで且つ怪しくなさそうなものに絞り「まだありますか?」と連絡してみます。どきどき。

中には新品の商品がびっくりする値段であったりするんです。でもこれって盗品??偽物???といった疑念が生じてしまいます。なので選択は慎重にしました。

数時間後に「まだありますよー。明日ならいつでも見せられますよ。」とのこと。すぐに時間と場所を確認して、仮契約終了。

土曜日「今から行きまーす。」と連絡をいれ、すでに教えてもらっていた住所のアパートに行き、言われた通りインターフォンをならすと「今おりまーす。」さわやかな大学生風の男の子が靴を履かないまま、両手にサッカーシューズをひとつづつもってエレベーターから登場。

「これでーす。チェックしますか?」
いえいえ、とてもきれいそうなので十分です。ありがとうございました。
と、お約束の10ドルをわたして、あっけなく無事契約成立。こんな感じなんだあ。。

知らない通りで知らない人と一瞬だけサッカーシューズを介してつながった、不思議な体験。でも全然悪くない。結構楽しいかも。

帰ってから子供たちに「すっごいいい人だったよ。」と報告しながら、靴を出すと。「おっ結構いいじゃん。」と長男早速試着。「ちょーどいいよ。さんきゅう」

どきどきしたけど、やってみるとCさんの言う通り、結構簡単なんだなあという感想でした。危険要素も多いから、気を付けなければいけないポイントはあるけれど。。。最初の連絡で大方常識のあるなしは推測できるし、写真でどんなところに住んでいるのかもある程度分かるから、気を付けて利用したら、かなり便利なのかもしれません。

今まではいらないもの、みんな近所のリサイクルボックスに持って行って寄付していたけど、これからはちょっと自分で売ってみようかなあ、とまた違う楽しみができました。

それから絶妙なタイミングで弟君、課外授業でカヤックのイベントがあるそうな。でウォーターブーツが必要と言い出します。ちょっと待っていなさい、お母さんが探してあげよう。こちらも早速マーケットプレイスで。

ものがかなり特殊なので選択肢はわずかながらに、良さそうなのが一件。こちらもすかさずぽちっと連絡。

「今お二人からお問い合わせいただいてますが、完了してないので早い者勝ちでーす。」と。こちらのお姉さんは商売上手。でもこれをのがしたら次はない。値段もブーツの状態やサイズもぴったり。

「明日お引越しなので今日中ならいつでもオッケー。」とのことだったので、すぐに向かいました(笑)。こちらも随分若いとてもきれいな女性で、呼び鈴を鳴らしたらすぐにブーツをもって出てきてくれました。

「こんな感じだけど、履いてみます?」と28㎝のブーツを私に差し出すお姉さん。いくらなんでも、ちょっと大きすぎます私には。。。これ息子のなので。

きれいめな袋に入れてくれていて、とってもいい感じ。こちらもお約束の10ドルをお支払いし、スムーズに取引完了。

いいじゃんいいじゃん。

ウォーターブーツは予想以上に新しく、多分1-2回使用したかしないか。でも彼女は「もう絶対に使わないから、誰かに使ってもらえたらうれしい。」とてもさわやかな笑顔で応対してくれました。私の渡した10ドルを、「これでお友達とお茶します。」とひらひら。素敵なお家に素敵な女性。ウォーターブーツでつながった一瞬のご縁だったけど、さわやかな風にふかれたようなフレッシュな経験でした。

ということで、やっぱりやってみるもんだな、というのが一番の感想です。やってみて、これは私には向いてない、ならいいのだけど、こんな体験知らなかったらやっぱりちょっと損してるような気がします。

20ドルで2足も靴を買ってしまった私はもう達成感どころではなく、この界隈のラッキー独り占めしてしまったみたいな幸福感でした。

マーケットプレイスでのお買い物はもちろん、この年になってもまだまだ知らないこと沢山あるんだろうなあと思います。これからも、できるだけ思い腰を上げて、初めてのことやってみよう。

このnoteも含めて、別に知らなくても生きていけるけど(笑)、でも知ることで、ちょっと楽しかったり、うれしかったり、びっくりしたり、しんみりしたり。生活カラフルになるような、新しい空気に変わるような、そういう小さな発見、もっとたくさん見つかるといいなあ。

イラストはmotoeさんのとてもかわいいバッグ。私の話題とはあまり関係がないかなとも思うのですが、とてもやさしいタッチで一目惚れ。素敵なイラスト使わせていただきました。



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