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キャンディー泥棒

間も無くハロウィン。trick or treaters用のキャンディー他オモチャを300個用意したと、つい最近こちらでお話ししたのだけど。

今日次男坊から聞き捨てならないことを耳にした。

「キャンディー買い足しておいた方がいいかも。」

え?300個じゃ足りない?

絶対おかしい。嫌な予感がしてベースメントのキッチンを確認すると。

やられた!!

未開封だったはずのキャンディーの箱が空いている。それも見えない底のところ。覗いてみるともう半分しか残ってない。舌打ちが自然に出てしまう。

次男の部屋に乱入していくと、すでに危機を察知していたようで、私の顔を見るなり

「僕じゃないです‼︎」

何も言ってないのに、空気を読むことに長けてる次男は話が早い。

じゃあ誰?と鬼の形相の私に

「言わなくても分かるでしょ!お兄ちゃんは食べられないんだから。」

そうです。
長男は乳製品ナッツアレルギーなので、この箱のキャンディーに手をつけるはずがない。食べたくても食べられません。ということは、はい犯人確定です。お父さんです。私の夫です。

最近メタボ体質でどんどん丸くなっていく彼に、何とかしないといけないなーと思い、食事も出来るだけ野菜中心に、子供用のスナックにもすぐ手を出してしまうので、出来るだけポテトチップスやチョコレートは買わず食べても良さそうなフルーツやナッツを買い置きしてみたり。更には隠してみたり。。

でも本人やる気全くなし。まるでゲームのように「このへんかなあ?」と探りを入れて、隠していたスナックはかならず見つけられてしまうし、もう隠せるところが思いつかない。

本人このままじゃいけないという危機感もゼロ。だからもうほぼほぼ諦めて、幸せに過ごせるなら少しくらいぽっちゃりしてもまあいっかとやさしい気持ちでいましたが。

これはだめです。ご近所の子供ちゃん達用に準備したものをこっそりは絶対にいけません。

当日まで私が気づかなかったらどうしてくれるんだ。もうどんどん怒りが溢れてきて。

「あんまり怒らないであげて!」とすがる次男をあとに、リビングルームでまったりNetflixを楽しむ夫の前に仁王立ち。よく見ればキャンディーの小袋が空になって散らばってます。

「ちょっとこれどういうことでしょう?」

私の怒り爆発です。

オーノーのポーズで両手を広げ、怒りを体全身で表す私に夫、この日が来る準備をしていたかのように落ち着いて返します。

ほら、アレルギーの子が間違って食べちゃわないように危なそうなやつは僕が退治しといてあげてるから。

じゃあ、足りなくなっちゃうじゃん!

の答えは、そうそう、だろうと思って来週買い足しとく予定~~~!!と笑顔で切り返す。

あーあ。もうキャンディー270個完食して糖尿病にでも痛風にでもなってしまえ、キャンディーモンスター。

どこまでもストレスの溜まるハロウィン。無事にキャンディーを配れるのか、今から心配です。


その後、次男にあまり怒らなかったことを「よく我慢した」と褒められ、更に

ハロウィンもうすぐ終わるから!

と慰められました。大人はどっちだよ、と心ん中でひとりツッコミを入れました。溜息。

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