ハナミズキ満開です
バンクーバーのあるBC州の州花は
ハナミズキです。
バンクーバーのお土産屋さんなどで、アイコンのようにお土産物にくっついているのをたまに見かけるこのハナミズキなのですが、来たばかりの頃はあまり気に留めることもなく。
更には、今の家に引っ越したばかりの頃、ご近所さんから州花がDogwoodと教えてもらい、色々説明してくれたのですが、これまたまったくわからず。
このかわいくない名前の花をググったところ
なんとハナミズキ。
日本語ではこんなに素敵な響きの綺麗な名前なのに、英語名ではドッグウッド。ギャップがはげしすぎました。
このハナミズキはサクラと同じ木に咲く花。
花ビラと思われているところは実は花中央の小さな花を囲む葉っぱ。色が違うため花のように見えます。そんなところはポインセチアとよく似ています。
ハナミズキの開花時期は少し遅めで、5月中旬から6月いっぱい。今が全盛期。
背はエバーグリーンの松の木に比べると低めですが、大きいものは枝が大きく広がり全体的にこんもりとブロッコリーみたい。
時期になるとその枝に所狭しとハナミズキの花(葉っぱ)が彩りを添えます。
大抵はオフホワイトですが、たまにピンクもあります。
何故突然こんなにハナミズキについて語りだしたかというと。。。
私の家のすぐ裏にある通りは、バンクーバーでも珍しいハナミズキ通り。
街路樹がすべてハナミズキ。
バンクーバーは緑が多いことでしられていますし、どの通りもそれぞれ街路樹が規則正しく植えられているので、時期によって花や新芽、紅葉といろいろな顔を楽しむことができます。
が。
このハナミズキの街路樹がある通りはとても希少。
この通り以外でこんなに立派なハナミズキが続く通りを見たことがありません。
ただたまたま近所に住んでいるというだけなのですが、それでもこの満開のハナミズキが見られるこの通りの眺め、毎年ため息が出ます。
子供がまだ小さかったころ、引っ越してきたばかりで4月になっても全く花がつかない謎の街路樹に、「サクラだったらよかったのに。」なんてひどいことを思ったりしたこともありました。
懐かしいです。
最初にこの街路樹がハナミズキだと知った時、そのハナミズキの開花が5・6月ということを知って満開の通りを見通した時、理由もなくうれしくて、勝手にこの土地と自分との縁のようなものを強く感じました。
私はこんな素敵な場所に縁があったんだなあ。
たかが街路樹に何を言ってるんだと思われてしまいますね。
でもカナダにきてよかった、この町に越してきて良かった、そしてこれまでの自分の選択は間違っていなかったと爽快感と共に確信したりしました。
最近はただただ慌ただしく、開花を楽しみにするという余裕がありませんが、満開のハナミズキをみかけると、少し気持ちがあがります。
そんな私の大好きなハナミズキを今日は皆さんにもちょっとおすそ分けです。
本当はもっと綺麗なのですがあまり写真上手に撮れなくて残念です涙
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